パパ日記

イルガチェフェ

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カットバックしてから見事に成長しました。
日本の夏場は成長が早いですね。
剪定はしていません。

 

 

今朝のコーヒー
エチオピア  イルガチェフェ サンプル
イルガチェフェの優れた豆の香味には、レモンティ、ブルーベリー等複雑な香味が混ざります。
特徴的ですので世界中に人気があります。
このコーヒーはもう少し生豆をレスティングした方がそのような香味が強く出ると感じます。

コーヒーはその年に取れたニュークロップの香味が基本となりますが、いい豆ほどその香味が長く維持されます。半年で生豆の鮮度状態が落ちる生豆もあれば、1年半くらい鮮度が維持できる豆もあります。輸送や保管なども影響しますが、生豆は常に変化しているということです。
イルガチェフェやケニアは、香味が特徴的であるため、1年の中で一番の飲み頃はどこかを推測することが必要となります。

 

今華やかな香味があるとしても、いつまでこの香味が持つのだろうか?
今おとなしい香味だがこの先いつごろ華やかな香味が出るのだろうか?
等はとてもむずかしい判断となります。
例えば、航空便のプレシップサンプルで物足りなくとも日本に入着した時点でよくなる場合もあり、その逆もあります。これは長い使用経験の中で、成功、失敗の繰り返しの中から身に着けてきたイルガチェフェに対する判断能力となります。
これをカッピングで判断しますので、極めて高度なスキルといえるでしょう。

 

 

ワインの飲み頃はいつごろか?というとらえ方のできる方には、少しはご理解いただけると思います。

 

 

堀口珈琲では、ケニアやエチオピアに関しては多くのロットを購入していますので、一度にすべてを販売することはできません。
どのような順番で販売すればいいのか?はむずかしい訳です。
しかし、販売時点でいい状態の生豆を選択するしかありません。
今年のエチオピアのイルガチェフェはボディ感があり、すばらしい豆ですので、ゆっくりと香味がにじみ出てくると感じています。

 

是非とも今後販売されていく多くのイルガチェフェを飲み比べてください。

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中町 いずみさん
九谷焼がベース。能美市で活動中。
染付の絵柄が独特です。
金沢に出かけた時に工房を訪問したこともあります。