イオンモールのような巨大なモールは東京23区特に山の手にはないので新鮮というか驚きに近いものがあります。
世田谷は人口80万人を超えますが、大きなスーパーはなく、中規模の伊勢丹ストアー、小田急OX、マルショーその他世田谷に多いサミットストアーやオオゼキくらいです。
たまに郊外のスーパーにいくと広すぎて困惑してしまいます。
大都市以外の地方の中堅都市では、このようなショッピングモールが生活の中心になって個人の商店街がなくなってきているのだろうと推測します。
実は個人の商店街は東京の23区に最も多く残っているのではないか?と考えます。
私鉄の沿線は、細々ですが徒歩圏の商店街が残り、まだ地域社会のつながりがみられます。町内会などものこり、お祭りも多く、神輿もそこらじゅうでかつがれています。
東京郊外の新興住宅地にも昔ながらの商店街はなく、23区の商店街というのは特殊なのではないかとさえ思えます。
マンションが多く建ち、表札をつけない人々も増えています。
23区は人との関係を遮断して生きることもできますし、人との繋がりを求めても生きていくことのできる場所だと思います。
堀口珈琲の世田谷の喫茶も24年たつと、多くの人々の人生や生活の一部となっていることを痛感します。この空間が無くてはならない人々が多くいること、そしてその人たちにより支えられているということを忘れないようにしなければいけませんね。
そんなことを考えたイオンモール出張でした。