パパ日記

イエメン

エチオピアと並ぶ古い生産地で、コーヒーの多くはこの地のモカ港から世界中に広まっています。

ここ2~3年くらい、トレサビリティの明確な豆がわずかですが入手可能になりつつあります。日本入荷のイエメンは5000袋程度?で使用量は極端に少ないのが現実です。
多くはサウジアラビアなど中東に輸出され、残りが日本、アメリカなどに流れるようです。昔はモカといえばイエメン産を言ったのですが、最近は価格の安いエチオピアがモカの代名詞となってしまいました。
イエメンは、高地で栽培環境が悪く、収穫量も少ないため価格が高く、いいものは世界中でほとんど流通してないのが実情です。
したがって、世界中の消費国のコーヒー関係者はイエメンの正しい香味を理解していないでしょう。
価格が高い割に品質が良くない状態が過去何十年も継続されていましたので、ニュークロップの香味さえ理解されていないかもしれません。
日本でもここ20年でイエメンを重要に思うコーヒー関係者は少なくなってしまいました。
残念ですね。

yemen_Manakha.jpg
このような状況下の中で、堀口珈琲研究所はイエメンの各生産地域の豆の入手にこだわっています。複数の購入ルートの開拓をしている最中です。
かなり リスキーなのですがチャレンジしています。
先日イエメンの関係者が来店しました。
以前エチオピアで一度会っていたようですが、当方は記憶のかなたでした。失礼。