パパ日記

カカオ豆

今年の伊勢丹のサロンドショコラの会場は、新宿西口のNSビルに変更となり、昨日はIカード会員向の催しでさっそく行きました。
昨年は伊勢丹新宿店の会場に入りきれないほどの盛り上がりで、チョコレート文化が少しずつ日本にも定着しつつあるのを感じます。

 

 

カカオは熱帯作物で、コーヒーとにています。
コーヒーは南北25度以内の熱帯で、アラビカは標高が1000以上の生産地(緯度により異なる)が多いのですが、カカオは南北20度以内の熱帯で標高も低く高温多湿の場所となります。
ここ1~2年はビーントゥーバーといって、カカオ豆からチョコレートまでを一貫して作ることに関心が高まりつつあります。日本ではこれまで大手メーカが十数社で行っています。

 

 

チョコレートは製造工程が長く、そのプロセスの設備に資金が必要で小規模参入のできない産業でしたが、最近はカカオを自家焙煎し、チョコレートまで作ってみようという機運も生まれつつあります。かなり昔のコーヒーの自家焙煎誕生時のような状況かもしれません。
私も焙煎したことがありますが、フレッシュなカカオはベリーの果実の香味で魅力です。

 

 

しかし、言うは易し、日本に専用の小規模用の焙煎機、粉砕の機械、ねる機械などがある訳ではなく、さまざまな方法が模索されている状況です。
又コーヒーと違いカカオ豆の流通も少なく、更にはカカオ豆の品質を理解できる人も少ないのが実態です。
更にはカカオ豆からタブレットを作っても品質、採算を考えると難しい面は多くあります。
又カカオ豆に付着する菌の問題もあり単純ではありません。
しかし、数年後には大きな広がりを見せる可能性はあります。

 

 

今朝のコーヒー
エチオピア イルガチェフェ・ウォテ N フレンチ
浅いローストでも華やかな果実感を感じ取ることができますが、ここまで深くしてもベリーの風味があり、すばらしいというしかありません。