パパ日記

温暖化?

本来イギリスはワイン産地ではありませんが、2005年あたりからイギリス産の発泡酒などが
脚光を浴び始めました。産地が北上しています。
気候変動などの影響なのでしょうか? 

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このNYETIMBEの2007ビンテージも辛口で、キレがあり以外においしいです。
シャンパーニュ地方はフランスのワイン産地で一番北になりますので、そのうちイギリスがとって変わるということもあるのでしょうか?

たまに山形産の「つや姫」を食べますが、コシヒカリのようにねばりもあり、なかなかいい品種ですね。この品種は温暖化対策として開発された品種のようです。
コーヒーでは、優れたアラビカ種を生み出す標高の高い産地が減少しつつあり、WCR(世界コーヒー研究)が設立され、アラビカの遺伝研究や新品種の開発などにも乗り出しています。
先般研究チームは、スーダンのboma高原でコーヒーの野生種などを採取しています。
そのうちの一つが新種と判断され、研究所にて確認作業がされています。
これらは気候温暖化に耐性があるとと考えられていますので、高品質アラビカ種と交配させ、新種開発がされていくと思います。
コロンビアでは、悪名高かった(高品質コーヒーを使用する人にとって)品種コロンビアの代わりに開発されたカスティージョがここ数年植えられ収穫期を迎えつつあります。
コーヒーにとって最も恐ろしいさび病などに耐性があり、収穫量を維持できると推測されます。
今回の新品種は、コロンビアの広大な地域の中で遺伝特性を考えて植えられているようですので、今後の香味の結果を見ていきたいと思います。

スペシャルティのコロンビアコーヒーの場合、カスティージョ、コロンビア、カツーラ、ティピカなどの品種の構成をきちんと把握してカッピングしないと、的確な香味の把握が困難ですので厄介です。
現在世界で最も香味の判断が難しい生産地といえるでしょう。