パパ日記

テースティング会

7/21テースティング会は中南米。
中米は減産で、かつ高地産の豆は軒並み入港遅れ。
サンプルはミディアムの深めからハイロースト程度。

グァテマラ・サンタカタリーナ・カツーラ
華やかな甘いミカンの酸。これまではブルボンのみを購入していましたが、今年は減産の為カツーラ、パチェも購入しました。カツーラでこのおいしさですからブルボンはさらに素晴らしいということになりますね。近々入港予定です。楽しみです。


グァテマラ・メディナ
アンティグアの中でも近代的な設備を誇る農園で灌漑設備も整っています。しっかりした香味ですがやや重い印象があります。明るい酸もありまあまあのアンティグアコーヒーでしょう。

 
コスタリカ・カンデリージャ・フルウオッシュト
毎年堀口珈琲向けに特別にフルウオッシュトで精製してもらっています。コスタリカでは例外的な作り方となります。
カツーラですがクリーンで在来種のような香味です。コクがやや弱めになりますが、かってスタバがブラックエプロン農園にしましたね。
一度訪問したことがありますがいい農園です。

 
コスタリカ・エルドラール
しっかりした酸とコクのバランスがよくコスタリカらしい濃縮感があります。サンタカタリーナのような華やかさにはやや欠けますが以外にいい豆でした。

 

パナマ・コトワ・トラディショナル
パナマ最高峰レベルの農園です。ボケテの特殊なテロワールがいい豆を生み出しています。


パナマ・コトワ・ダンカン
トラディショナルをさらによくした豆。
密度の高い香味、酸は明るく柑橘、ベリーなどが混在し複雑となります。ゲイシャ以外でこれ以上いい豆をパナマで探すことは難しいでしょう。

 
コロンビア・ウイラ
小農家の豆で、特別に華やかな香味。ケニアフレーバーがあり、果実の複雑な酸、明確なコクがあります。コロンビアにこのような香味のコーヒーがあること事態驚きに値します。
最近このようなコロンビアに遭遇することがまれにありますが探すとなると困難極まりないでしょう。

 

コロンビア・オズワルド
今年の香味は素晴らしく、ハイ、シティ、フレンチそれぞれにいい香味が出ます。
ハイローストはチェリーなどのアフターテーストがあり、シティはクリーンでバランスよく、フレンチはローストに負けない力強さがあり、柔らかで甘みを伴います。
ティピカでこの香味は素晴らしいの一言。過去何度か悩まされましたが、継続し取引してきてよかったというところです。
パートナーとしてもう10年近くになります。
コロンビアのコーヒー関係者であればだれでも知っている有名かつ優良農園です。

 

コロンビア・ナリーニョ
今年はかなりの数のナリーニョをカッピングしてきました。やっとこの地域の豆を多くサンプリングできるようになりました。
コロンビアはここ
23年でやっと細かなトレーサビリティの扉が開かれたといったところでしょう。スペシャルティコーヒーの未知の産地ともいえます。この豆は、優秀なカッパーであればやや状態が落ちてきていることが理解できるでしょう。甘いアフターテーストがあります。

 

ブラジル・イパネマ・ウオッシュト
以前はスターバックスが使用していた農園です。ブライルのウオッシュトは珍しいですね。コクはやや弱め、ややブラジルの濁った味があるものの全体的にはまあまあの香味。
ブラジルの中では価格の高い豆で日本流通はわずかです。

 

ブラジル・カルフォルニア・カツアイ
古い生産地のパラナ州の農園。カツアイが土壌にあうのでしょうか。なめらかなコクがあり、かすかに酸もありマイルドな香味となっています。堀口珈琲おすすめブラジルですが、この農園はオバタンもいいですね。

 
ブラジル・カルモ
カルモ・デ・ミナスの農園の豆で、ブラジルにも関わらず明るい酸があり、世界的にも評価の高い産地です。価格も高い豆です。
毎年購入していますが、初期に比べると香味は低下気味に感じます。
しかし、他のブラジルと比べると味の良さが理解できるので不思議です。テロワールがいいのでしょう。