パパ日記

タンカンとグァテマラ

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毎年、奄美のタンカンが届きます。
東京ではほとんど売られていません。
皮は硬めで向きにくいですが、甘みは濃厚です。

明日、明後日のテースティング会は「グァテマラ」を予定します。
昨日久しぶりに12種をサンプルローストをしました。
誤って2つ高温で短時間で焙煎してしまいましたのでやり直しました。
失敗を今朝飲んでみました。

 
今朝のコーヒー
グァテマラ 小農園の豆 ミディアムロースト 失敗作
一つ目のハゼの終わるか終らないかくらいのローストにしました。
少し浅すぎるかもしれませんのでペーパーで抽出してみました。
甘酸っぱいジュースのようで素晴らしい味でした。

 

コーヒー業界に参入したばかりでカッピングを経験すると、全てのコーヒーをこのあたりのローストにしなければならないと錯覚してしまうこともあります。
香味がわかりやすいのでこのローストがベストと判断してしまうのかもしれません。
勿論この香味が好きであればそれでもよいのですが、コーヒーの香味には多様性があるということも理解出来なければ、香味の世界は狭まるでしょう。
したがって、様々なローストを試みるべきだと思います。

カッピングは、いつもいうように、コーヒーの生豆の品質の差異を見出すこと、その生豆の持っているポテンシャルを判断することでもあります。
多くの生豆を体験していけば、このロースト以外にも、このコーヒーの香味の表現領域があるということがわかるようになると思います。
明日はグァテマラをカッピングしますが、コーヒーを販売するときには12種の豆をすべて同じローストにする必要はないでしょう。

 
みな個性が違うのです。
どのローストがいいのかは、カッピングで判断し試せばいいのです。