パパ日記

OO女子

女性の社会進出がみられるようになり、それに伴い活動領域は広がりつつあります。
とはいえ 先進諸国などに比べ、まだキャリアや管理職や議員などの比率は低く、その地位の向上や活動領域は狭いともいえます。
活動日記のテーマはあくまでコーヒーですので、保守性、閉鎖性など社会の仕組みなどについては論じません。

 

 

さて、山ガールを経て最近は、プロレス女子、相撲女子、カープ女子、麻雀女子、釣り女子など、新たに女性が興味を持てばOO女子とくくる傾向が顕著です。
これらは多くの場合、女性の参画が少なかった領域ですので目立つのだと思います。

 

 

 

山用具やウエアはファッション化し、私の時代には雪山以外にはありえなかったステッキも使用されています。
2年前には後楽園ホールを満席にすることができなかったプロレスは、一部の団体のチケットが取れない状態になっています。場内の雰囲気が変化してきています。
また、満員御礼がなく、衰退しつつあった相撲も新たに女性ファンの増加により活況を呈しています。
圧倒的に男性ファンの多かったプロ野球もサッカーのように女性の観客は増加しています。
また麻雀、釣りその他女性にあまり縁のなかった領域に女性が目立ち始めています。

 

 

 

これはコーヒーにも言えることで、私が開業した1990年は主婦が一人で喫茶店に入るという事例はほとんどありませんでしたが今では当たり前です。
2000年前後のカフェブームでは、女性の開業者も増えましたし、現在のカフェや喫茶の顧客は女性の方が多いのが当たり前です。
カフェの歴史も15年を経て、女性の中にはカフェめぐりが趣味という人さえ増えています。
今の喫茶、カフェ業界は男性よりも女性により支えられているといっても過言ではないでしょう。

 

 

 

コーヒー=男性というイメージは1970~1980年代の喫茶店全盛時のイメージの残像にすぎません。これらを支えたのは団塊の世代でした。
私のサラリーマン時代は、来客あれば喫茶店にいき、またコーヒーの出前を取るのが当たり前でした。当時は1日に数杯のコーヒーを飲み、今より多い量のコーヒーを飲んでいました。
今では、コーヒーは多くの世代に幅広く飲まれるようになったといえるでしょう。

 

 

 

私は1998年ころからコーヒー関連のセミナーを開催してきましたが、2000年以降から女性が顕著に目立ち始めてきました。
そして、数年前からは、抽出基礎編やカッピング編は男性と女性の比率が半々は当たり前で、女性の方が多いことも珍しくありません。また年齢層も若い方が増加しています。

 

 

 

このことは、コーヒーを仕事にしようと考える女性の増加をも意味し、実際にカフェやチェーン店で多くの女性が働いています。
それに伴い、店を経営しようとする女性も増加し、朝日カルチュア―センターの講座でも女性が半数を超えることも多くなっています。
一部は自家焙煎にも関心を広げ、女性が参入する事例も増加しつつあります。

 

 

 

映画「さいはてにて」は自家焙煎店の店主を永作さんが演じています。
来週月曜には大垣に開業する女性のローストトレーニングに行く予定です。
(但し、喫茶.カフェや自家焙煎店の開業は簡単ではありませんので誤解なきよう、為念)

 

 
コーヒー女子などという言葉は使いたくありませんが、女性のみならず多くの方がコーヒーにより深い関心を持ち、趣味や仕事の領域で愉しまれ、活躍されることを期待しています。