韓国から帰国しました。
*スコアはSCAA基準
スコアをつけることが目的ではなく、酸やコクの質の違いを通し、生産国の地域特性の香味を区分して理解するためです。コーヒの味覚訓練の一環としてSCAAカッピングフォームを利用しています。
堀口珈琲が生豆を購入する基準は、SCAAのカッピング基準のみではありません。生豆のさまざまな可能性を推測、検討します。たとえば生豆の鮮度がいつまでもつのか?いつごろいい香味が出るのか?ローストできる範囲は?など、様々なことをよみとりつつ購入していきます。
ワインの場合であれば、テースティングを通し、いつまでもつのか?いつが飲みごろか(開くのか)?などを判断できなければいけませんが、コーヒーの場合もそれと同じことが問われます。かなり高度の判断となりますが…。
第2回 韓国・ソウル カッピング
グァテマラ・SHB
枯れた香味(パーストクロップの香味)が出ている 80点以下
グァテマラ・フライハーネス・ブルボン+カツーラ・W
酸とコクのバランスはよい、香りはやや弱い 80.00
グァテマラ・アンティグア・ブルボン・W
明るい柑橘の果実の酸、コクもあり、クリーン 85.75
>グァテマラ・アンティグア・ブルボン・W
華やかな甘いオレンジの酸と十分なコク、甘い濃縮感 86.75
グァテマラ・アンティグア・ブルボン・W
華やかな酸と明確なコク、アンティグアの地域特性が明確 86.50
コスタリカ・タラス・カツーラ・W
コクがあるがかすかに青草の香り 82.50
コロンビア・ナリーニョ・カスティージョ+コロンビア+カツーラ・W
ハニー+レモンの甘い酸、素晴らしいナリーニョ 87.25
パナマ・・カツーラ・N
中米のナチュラルの見本になるようなクリーンさ
ブラックベリー、果実のジャム、アンズ、赤ワイン 92.00
イエメン・在来種・N
甘い余韻、チョコレート、ややコクに欠ける 84.75
エチオピア・在来種・N
ブルーベリー、ピーチ、赤ワインなど複雑な香味、G-1規格であるにも関わらずやや欠点豆の混入がある 87.75
その他 ブラジル