映画帰りに「マキシバン」で遅い夕食。
食事のレベルは高くなりましたね。
しっかりフレンチの基本の味を維持しています。
佐藤さんは、相変わらず、さりげなく、ピノの典型のような赤を出してくれました。
ニュージーランドの2005で、それがフランスのピノノワールのようでびっくり。2002年は優秀なソムリエでもフランス産と区別がつかないとのこと。ピノはブルゴーニュが最高というテロワール主義者としては、例外があっては困惑するしかないですね。
コーヒーのゲイシャを例にとれば、パナマのエスメラルダ農園と他の生産国のものは違いますので、その区別がつかないようなものです。
最近はいろいろコメントしたがる業界人や愛好家が多いのはワインもコーヒーも同じです。わからないのに的外れなコメントする人が世界的に増えたということです。
ワインのブルゴーニュでいえばプルミエやグランクリュであれば複雑で表現できる香味が多く出てきますが、普通のブルゴーニュでは表現の幅は狭くなります。
コーヒーも同じで、85点を超えるコーヒーには香味の複雑性がありますが、85点(SCAA基準)に満たないコーヒーには香味の多様性は少ないですから、そこに様々なコメントをするのは難しいですね。
それでもコメントするのは評論好きな文化を持った国の人かもしくは味覚の天才かもしくは無知かのいずれかでしょうね。
ワインやコーヒーを取り巻く世界には、天才が多すぎる気がします。対応に苦慮しますね。
六本木で「プロメテウス」。夜の先行ロードショー。
リドリー・スコットの原点は「エイリアン」と「ブレードランナー」だと思いますが、今回の映画は「エイリアン」のほうに戻ったのですね。
さすがに映像は見事でした。エイリアンよりアンドロイドの方に向かった方がいいと思うのですが。
SF、宇宙もの好きですので見逃せない映画でした。とにかく宇宙を宇宙船が巡航しているシーンが大好きで、それだけの理由でB級宇宙もの映画も多く見ます。
<!–[if !supportLineBreakNewLine]–>
<!–[endif]–>