パパ日記

ムール貝

今日も暑くて目が覚めました。夏が終わらないですね。
昨年のような節電要請がないのがちょっと不思議です。

先日は能登からスイカが届き、また山梨の桃、昨日は徳島から「なし」が届きました。感謝。感謝。感謝。スタッフ一同で食べています。

 
今、東京ではイワシ、キス、新古(小肌の小さいもの、さばく手間を考えると割に合わないネタ)など小魚が旬ですね。
これに旬の新いか
(スミイカの子供)とアナゴなどを注文すれば江戸前を堪能できます。
もっと食べたければサバでも追加すればいいでしょう。
価格の高めなものはないので安心して食べることができます。

30年前でも「江戸前」といって鮮度保持のため、しょうゆにつけたり、こぶでしめたり、煮たりするネタを出す店は少なかったものです。
冷蔵や、冷凍流通の発展から、魚は新鮮なものがいいという流れが主流でした。

江戸前はひっそりと受け継がれてきたと思います。
20
年前くらい前でも江戸前は少数派だったような気がしますね。
当時は新鮮なネタで勝負みたいな世界でした。
煮たイカやタコを出す店はほとんどありませんでした。
儲かりませんし。

10年くらい前になるとネットなど情報量が急激に増大し、江戸前が新鮮な響きで受け止められる状況が生まれてきたと感じます。


東京に住んでいると魚の味はわかりません。
築地には日本中から最高のものが届きますが、それなりの高級店に流れてしまいますし、
そもそも東京には魚屋がほとんどありません。
スーパーの鮮魚売り場くらいしかないので本質的な味はわからないと感じます。海の近くで育った人がうらやましいですね。

小田急線にも上原、経堂、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵などにいい寿司店はいくつかありますが、常連が多く、価格も不透明で、一見さんは入りにくいのも特徴です。
ただ、最近は価格も明示され、バカみたいな値段はあり得ないので安心ですが

予約しても常連が一番いい席に座るのが当たり前の世界なので、少し通いつつ馴染みになるなど、客にも少し努力が必要です。
このあたりは独特の雰囲気というか小文化が潜在しています。


ムール貝も夏の貝で、復興支援で取り寄せたいと思いましたが、福島産は9月頃になりそうです。
アサリやハマグリと違って、貝の掃除が面倒で手間はかかります。
モンサンミッシェルやドーバーのムール貝は78月が旬です。
小さくても味が濃くおいしいので、これにシャンパンがあれば、幸せなひと時が過ごせます。

しかし、入荷が不安定で、かつ空輸のため価格が高すぎて最近は扱う店が減っているような気がします。

8月に食べることのできるフレンチを探したのですが見つからなく、
どなたか今フランスのムール貝を出している店があったらお教えください。

千歳船橋のイタリアン「アルヴィコロ」では国産のムール貝のワイン蒸が定番です。
たまにここでも食べます。
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