パパ日記

タンザニアコーヒーの香味-2

品種はブルボン系、ケントが少し混ざります。
ブルボンとケントの混合種もありますが木を見てもなかなかわかりにくく北部産でも多くはブルボンと表示されることが多いと思います。

 

 

 

気象変動が大きく収穫年の香味の差が多く出ます。
そのためタンザニアの香味の本質をつかむことは難しいと感じます。
これまでの経験では、北部のモシ、アル―シャ、カラツなどの地域でよいコーヒーが見られます。
ブラックバーンのあるカラツやンゴロンゴロ公園近くの産地の豆は、ボディがしっかりしたコーヒーができ、全体の香味を引き締める濃縮感を感じます。

 

 

 

オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の果実の酸がベースにありますがケニア、エチオピアに比べると特徴的な香味は弱いといえるでしょう。
しかし、コーヒーの飲みやすさや心地よさは、果実感だけではなく酸とコクのバランスにもあります。今年のブラックバーンは、キレが良く飲みやすいコーヒーと感じます。

焙煎数日たった方がフローラルな香りが出て、バランスの良い香味になります。
ややビターな舌触りはグレープフルーツのような酸のようです。
ブルボンの中では中程度のバランスと感じましたが、意外に豆のポテンシャルはあり深い焙煎(フレンチ)でも香味はぶれませんのでフレンチもお勧めします。