パパ日記

ぶどう-24(2015)最終の最終

スーパー、百貨店の生家バイヤーへのアンケート129名の結果
2015.07~08日経調査
25品種を下記評価項目で5点満点で総合評価
「味、見た目、鮮度、粒、食べやすさ、供給の安定度、認知度、粒の形の揃い、食感、香り、品種産地イメージ、利益率、安全、日持ち、希少性、放送、マーケティング、地元のサポート」の18項目

 

 

順位1シャインマスカット、2.ピオーネ、3.巨峰、4.デラウエア5.長野パープル
6.ふじみのり、7.瀬戸ジャイアンツ、8.ロザリオビアンコ、9.甲斐路、10.ゴルビー

 

 

ぶどうの味に対する客観的評価基準は特になく、味は酸と甘みのバランスで見るしかない。上記のような総合評価をするのが良いのでしょう。
野菜ソムリエなどが、生活者視点で評価したようなことはありますが、官能評価は中途半端な印象でした。
今回の調査は青果のプロゆえに、総合的な観点から見ているので時代を反映していると感じます。

 
当方のコメントは、もっぱら香味と食べやすさの観点からです。
1.シャインマスカット
店頭で見かける機会が多くなった。
アレキサンドリアに比べれば価格は安く、マスカット系としては皮ごとと食べやすい。
香りはややあり、酸は弱め、1房500G以上あっても食べることができる安定した味」。

 

 
2.ピオーネ
巨峰とマスカットの交配種でつぶが大きく甘い。
ネオピオーネはジベレリン処理で種無し。とにかく甘い。皮は食べにくい。

 

 

3.巨峰
現在日本で最も多く作られている。種無しが多くなった。
黒系ブドウの基本中の基本の味で、粒がやや小さめで種ありが一番バランスがよく好き。

 

 

4.デラウエア
日本では古くから栽培され一般的であったが、最近は高級ブドウにとって代わられ店頭でも少なくなりつつありさびしい。ブドウの基本の味であるが、粒が小さく食べるのが面倒。
かぶりついて食べるのもよい。酸と甘み、なつかしい味わい。
このブドウはシーズン初めに食べる。大好き。

 

 

5.長野パープル
黒系ブドウとして脚光を浴びている。長野産で、種無し、皮ごと食べれるがやや硬め。
甘み、酸味ともほどほどで個人的には巨峰と同じように好き。

 

 

6.ふじみのり
ピオーネ系で粒が大きい。
一粒が大きすぎるのであまり購入選択はしない。

 

 
7.瀬戸ジャイアンツ
岡山産が多く東京では流通は少ない。粒が大きく桃のような形状。
皮ごと食べれるが、大きすぎる。9月終盤くらいから流通する。

 

 

8.ロザリオビアンコ
東京での流通は少ない。種ありでシャインマスカットに比べると食べにくさはあるが、白ブドウとしてはまろやかで食べやすい。

 

 

9.甲斐路
赤系のブドウでマスカットのような華やかな味。
皮と実が離れにくく、口に入れ砕いて皮を出すか、種だけがして皮ごとたべるかとなる。
1房食べるのに疲れるが味は捨てがたい。

 

 
10.ゴルビー
赤系の大粒で、あまり見かけないのでベストテン入りは不思議。
大粒で硬めの果肉、種無しが多いが皮ごと食べれるが、口の中で砕いて皮だけ出してもよい。大粒でボリュームがあり、1房食べるのは意外に大変。

 

 

番外・甲州
10月以降の収穫で、毎年最後に食べる。山梨の伝統的なブドウでワイン用が多い。
果肉はやわらかく、種がとりにくく食べにくい。
流通がむずかしいのか?今回の調査でベスト20にも入っていない。
東京ではほとんど売られないが、個人的には酸がありブドウの味は素晴らしく大好き。