パパ日記

ティピカの基本香味-3 パナマ

パナマのティピカは、2004年エスメラルダ農園のゲイシャデビュー以降のゲイシャブームの陰に隠れた感があります。しかし少量ながらハートマンやベルリナその他の農園で少量の栽培がされています。

 

 
以前ベルリナ農園のティピカを販売していたのを覚えているでしょうか?
ボディ感、シルキーな感覚、さわやかで上品な酸などティピカの原型とも思える素晴らしい香味でした。
「グランレゼルバ」商品として数年間販売してきました。
しかし、残念ながらこの農園は経営上の問題から生産の減少、品質の低下などにより取引を中止せざるをえなくなり、新たなティピカを購入しました。

 

 

バンビート農園は、やや浅目のハイローストで、若干ミディアムの香味も伴いますね。
ティピカらしい上品な柔らかな酸と軽やかな心地よさがあると感じます。

 

 

ラカンドリア農園は、シティローストです。
焙煎したては、やや黒系の果実の風味が混ざりこみティピカとはわかりませんが、4~5日常温で置く(保管する)と香味が馴染んでいき、なめらかな味わいとなります。
ただし、ボディは弱めですので2~3秒焙煎時間を短くした方が良いかもしれません。
ティピカは繊細な香味の豆ですので、初めからピンポイントの焙煎は不可能ですので少しずつ微調整され、よりよい香味に完成されていくでしょう。

 

 

お試しください。
続く