パパ日記

全豪オープンとオーストラリアのスペシャルティコーヒー

昨日の午前中はテニスをしながら、錦織君が気になりましたが、無事に勝ち一安心しました。
録画で毎回試合を見ていますが、ベスト8までくればシードとしての責任は果たしたことになりますので、明日のジョコビッチ戦はリラックスして頑張ってほしいものです。

 

 

 

土日とテースティング会でしたが、ペルーは素晴らしかったですね。
ミックスジュースのように甘いコーヒーでした。
90点以上を付けたいところですが、SCAAの大まかなコンセンサスに従い88点で止めました。
SCAAのアラビカの甘み評価は、水1リットルに砂糖5gの水溶液の甘さ程度を基準としていますし、5味の識別評価ではやや少ない4gの水溶液で判断します。
砂糖4gの水溶液であれば80%程度の人は水と識別できますので、このコーヒーの甘みはそれ以上と感じました。
また、コーヒーの優れた酸は、一般的には柑橘の果実のような酸ですが、このコーヒーは柑橘の黄色系の果実にかすかに赤い果実のニュアンスが含まれ、複雑な甘みになっていました。

 

 

 

オーストラリアの某コーヒー会社のケニア「Kainamui」をもらいましたが、焙煎は余りに浅く、シナモンローストのようでした。豆のしわは伸びていませんし、焙煎途上のような状態でかすかに穀物臭もし、いいケニアがもったいないと感じてしまいます。
遅れてスペシャルティコーヒーマーケットに参入した人たちは、カッピングをする時のローストがベストと勘違いしている人が多く、生豆のポテンシャルを的確に把握するスキルが乏しいと感じます。
スペシャルティコーヒーは酸のみを表現するものではなく、ボディも重要な要素でそのバランスも必要と考えます。
スペシャルティコーヒーの脂質の含有量は多く、香味が複雑なはずですので、このような焙煎でよいのか?もっとさまざまな焙煎をした場合の香味はどうなるのか?など試して香味を研究してほしいと思うのは私だけではないと思います。

 

 
このケニアは、まさにレモンティを飲んでいるような香味の印象ですので、それならダージリンのオータムナルにレモンを入れて飲んでも同じではないかと感じてしまった次第です。