昨日セミナーに関しての取材が入りました。
古い資料をひも解くと
十数年前は朝日カルチャーセンターで抽出セミナ―をしていました。
その後2000年代の初めころから開業関係のセミナを行っています。
もう10年以上になりますね。
また柴田書店主催のセミナーなども行っていました。
コーヒーのテースティングを出版した関係ですね。
2001年には「プレミアムコーヒーセミナー」を行いましたので、
まだ日本では当時スペシャルティコーヒーという言葉は使用されていませんね。
2002年にスペシャルティコーヒーセミナーを開催しています。
ここでもまだSCAAの基準は明確とは言い難かったので、私は独自のテースティング基準を設定
していました。このセミナーは2005」年くらいまで継続しました。
生豆のカラー、精製乾燥状態、欠点豆、死に豆、炒り上がりの状態
アロマ、コク、酸、アフターテースト、味にきれいさ
の10項目で100点満点で生豆の評価をしていました。
この結果を当時インターネット上で公開していました。
堀口珈琲として本格的に自社セミナーを始めたのは
1999年頃からで、旧狛江店の2階で抽出基礎からスタートしたと記憶しています。
HPトップのセミナー写真は、今から14年前のものです。
この時期のコーヒー会社は情報は表に出さないような風潮があり、(例えばブレンドは秘密とか….)
他にはコーヒーセミナーはほとんどありませんでした。
私は、店のお客様によりおいしくコーヒーを飲んでいただきたいとの思いから
地域のお客さま対象に始めたのですが、途中からは日本中から多くの方が
参加されるようになっていました。
2002年には堀口珈琲研究所を世田谷店の2階に作りました。
栽培、品種、精製と香味の関係を理解しようとしたわけです。
自分の勉強も兼ね抽出以外にカッピングやローストなどできる範囲でセミナーに加えていきました。
2000年以降はカフェブームとビーンズショップブームの走りでしたが、セミナーは
堀口珈琲くらいしかなく、一般の方から開業希望者まで多くの方が参加し今に至っています。
門は閉めず、商社マンからロースター、ビーンズショップ経営者、開業希望者、コーヒー愛好家まで
プロから初心者までだれでも参加OKとしています。
最近は、多くの会社や店がセミナーを開催していますが、
堀口珈琲は常に進化、修正し、その時代の先進をいき セミナーを行っています。