堀口珈琲のコロンビアは25年の歴の中で多くの変遷を経て、スタッフの努力と共に現在のウイラやナリーニョの小農家などの優れたコロンビアにたどり着いています。
品種は、カスティージョ、コロンビア、カトゥーラ、わずかのティピカなどですがその構成比率はわかりません。
従来のコロンビアの輸出規格は、スクリーンサイズの大きさをよしとしていましたが、スペシャルティコーヒーは生産プロセスにおける品質や香味で判断されます。
香味は、品種、産地の諸条件、標高などに影響を受けますが、生産者にも左右されるのはワインと同じです。30年近い歴史を経て、今のコロンビアコーヒーがあるということをご理解いただければ嬉しいです。
生産年 生産量 主な動き
- 1976 8.668.000 コロンビアスプレモとエクセルソの時代
1978 11.152.000 日本喫茶店全盛期
1983 コロンビア種がcenicafeにより開発 - 1985 12.800.000 ブルーグリーンの生豆が多い、エイジングやダブル焙煎
- 1990 14.083.000 堀口珈琲(以下H)開業 生豆の品質のブレを感じる
- 1993 13.637.000 ニュークロップが敬遠されたが、Hは好んで使用した
- 1995 13.697.000 日本の商社や輸出会社のプレミアム生豆の時代
- 1997 10.703.000 フェノール問題
- 2000 10.619.000 スペシャルティはナリーニョとアンティグア
- 2002 11.614.000 ウリベ大統領がFARCと対決姿勢
- 2003 11.568.000 H/単一農園「オズワルド」と取引開始
- 2004 11.240.000 H/輸入にリーファーコンテナを使用
- 2005 11.119.000 FNCはサンタンデール、カウカ、ウイラ、ナリーニョをブランド化へ
- 2006 12.079.000 H/「タママウンテン」の開発へ
- 2009 7.812.000 さび病で大減産 カスティージョに植え替え
- 2010 8.923.000 H/スペシャルティの南部産生豆を積極的に購入
- 2013 10.886.000 カスティージョによる生産量の回復
- 2015 14.175.000 生産量が本格的に回復
- 2016 FARCと停戦合意 経済発展
コロンビアの生産量(1袋60kg換算)は、FAO、FNCなどを参照に堀口が作成(多少誤差あり)
FARC(コロンビア革命軍)
FNC(コロンビア生産者連合会)
CENICAFE(コーヒー専門研究施設)