パパ日記

敬老の日か……?

今日が敬老の日とは気づきませんでした。
曜日の感覚のない世界で25年生活してきましたので、祝日という感覚を喪失していました。
だれも敬ってくれませんし、自ら敬老と自覚していませんのでよいのですが…。

 

 

 

総務省の発表で、「65歳以上の高齢者人口が男性で1499万人(人口の24.3%)、女性が1962万人(30.1%)、70歳以上が2437万(19.2%)、75歳以上が1697万人(19.2%)、80歳以上が1045万人(8.2%)。2024年には総人口の30%を超えるのは2024年」としています。
少子高齢化は進行し、高齢でも働く人の割合が増加し、65~69歳の就業率は男性52.2%で女性31.6%となっています。しかし、これらの就業者の多くは数年後には健康上の理由で働けなる可能性が高くなります。

 

 

 

又自らが介護される年齢になりつつある中で、親の介護の問題も抱えるという人類の歴史の中にない環境におかれることになります。

 

 

 

65~74歳までを前期高齢者、75~84までを後期高齢者、85歳以上を超高齢者という呼び方もありますが、確実に後期高齢者の数は増加し、年金のみで生活できない層が増加していき2025問題につながることになります。
医療費も確実に増大しますが、それよりも病院がこみすぎて診療を受けられない可能性まで現実味を帯びます。社会保険料も増加し財政の破綻が現実味を帯びてきます。

 

 

 

経済の成長がそれらの問題を解決していくと、金融緩和、財政投資をしますが、成長産業は見えてきません。GDPの多くを占める消費は人口減少と高齢化により衰退して行きますので、経済成長という甘い蜜のような言葉に惑わされることが最も危ういことに気づくべきでしょう。
そのため自己防衛できる層とできない層の格差が膨らむ社会となりますが、たった数年先の未来を冷静に考えれば、恐ろしい闇があることを理解できると思います。

 

 

 

対して現在の65歳以上の団塊の世代は、自分をシニアと感じていない調査結果もあり、実年齢より5~10歳は若いと感じています。15歳も若いと自らを自覚していない層も多くいます。
彼らは旅行や趣味の世界に出費を惜しみません。
日本の消費は、ずっとこの世代をマスマーケットとしてきたともいえます。
しかし、厄介なことに、この世代の価値観は均一とはいえず多様でとらえどころのない点ともいえます。私のように大学院で研究をしようと考える者までいます。

 

 

 

当方のテニスサークルは、65歳以上の男女で構成されていますが、いつ被介護者になるかわかりません。この層の生活を支えることになるのですから、若い世代の収入や雇用、そして生活そのものがよくなる可能性は少ないでしょう。

 

 

 

大量生産大量消費、高度成長、マスマーケット、バブルが生み出した金儲け、金融資本主義、公共投資などの概念は人の心を豊かにしないことを証明してきたように思えます。
しかし、そこから抜け切れていない日本があります。
少し、スモールイズビューティフルの方向に舵を切った方がよいと考えます。

 

 

 

コーヒー産業は、世界中に膨大な農業耕作地をもち、1億人以上の雇用を支え、発展途上国の40%程度のGDPを支えています。しかし、コーヒー産業そのものは、アラビカの耐病性、気象変動、70%をしめる小農家生産、ロブスタの生産増など多くの複雑な問題を抱え、生産量が需要に追い付かなくなる危うい状況下にもあります。

 

 

 

それらに対して我々が対応しえる方法の一つが、スペシャルティコーヒーの生産と流通の循環と考えます。品質の多様化と維持、生産者の生活の安定など、コーヒー栽培そのものの維持につながると考えています。
スペシャルティコーヒーは、単にコマーシャルコーヒー差別化のものではなく、コーヒー産業そのもののサスティナブルにかかわること理解していただきたく思います。

 

 

ウナギが食べたい……..。

続く