年末のテニスの疲れで膝、腰が痛い。
円安で株価が上がり輸出関連を中心に景気のよい話もありますが、すべてがよいはずはなく輸入関連の利益率は減少し、物価は上がり円安のデメリットも生じます。
現在の日本経済は、経済が一部よくなっても格差が広がる構造になっていますので、昭和の1億総中流と呼ばれた時代に比べれば、不幸せな構造になっているかもしれません。
バブル期には見えなかったというよりは先送りをしてきた高齢化に伴う社会保険や、医療費、国債の発行など日本の構造的な問題が現実化しつつあります。
バブル経験者としては、今ややバブルと感じます。
お金を刷り続け、その循環により経済しようとする経済政策は一過性のものであることは歴史が証明しています。余ったお金は行き場がなく、土地や建物に向い、マンション価格が下がらないという数年前には考えららえなかったことが起き始めています。
それは賃貸市場に負の影響をあたえるようにすべてがよい結果になるはずがありません。
為替の安定のようにバランスが重要です。
多くの新聞をはじめとするメディアやアナリストはすでにバブルを知らぬ世代が増え、1980年代中盤以降のバブルの本質を伝えることができなくなっているように感じます。
日本は、人口のゆがみ、格差の中で消費は大きく変動していかざるを得ないでしょう。
核家族化を通り越し、おひとり様の時代になり、未婚率も上昇していく結果を想像すると、将来さらに人口のゆがみは大きくなり、経済がよくなることを想像できません。
そして、バブルはいつかはじけます。
2017年は、とても不透明な時代の中にあります。
経済は成長するという幻影から抜け出て、限られたパイの中で、自分のできることをして行く覚悟、新しいものを生み出していく創造性が重要となるでしょう。
何もしなければ自然に衰退するような時代に入っていますので、「堅実さとチャレンジ精神の両輪」が必要と考えます。