パパ日記

イタリア

1990年に初めてイタリアに行ったときはワールドカップで少し盛り上がっていました。

その後何度かエスプレッソの勉強で イタリアに出かけましたが、
最終的には「マシンを通せば全てエスプレッソ」であり、何がいい味なのかは
自ら判断すればいいとの結論に至りました。

ユーロマーケットでは圧倒的にイタリアは強く、北欧でやフランスでもイタリアのコーヒーは
多く使用されています。フランス人はもはやルイ王朝の頃からのコーヒーへのこだわりは
なくなってしまったかのようです。
イタリアは20年以上前は中小ロースターも多く、バールに20店入っても
同じロースターの豆には遭遇しないくらいでしたが、最近は大手ロースターの
寡占化の方向にあるように感じます。
20年前ローマでイリのコーヒーを使用している店を探すのは至難であったことを考えると、
ローマにイリのパイロットショップができたのは驚きです。
想像を絶するくらいジェラードを売るジョリッティのそばです。
イタリアのエスプレッソには100年の歴史がありますので、独自の価値観は崩さず、頑固一徹。
最近のエスプレッソの世界的潮流など気にせず、独自の文化の中にいます。
同じヨーロッパでも、バールやコーヒーショップでエスプレッソを飲む国はイタリア、スペイン、フランスくらいで、他国はアメリカや日本と同じようにミルク入りを飲み、文化は大きく違いますので当然と言えば当然かもしれません。。
エスプレッソは食とも連動し、最後に砂糖を入れ飲むことにより完結します。
(砂糖を必ず入れるのは、イタリア料理は砂糖を使用しませんので糖分を補給する意味合いもあるのかもしれません)
生活に根差しています。
セミナーにおかねばなりません……..続く