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ルワンダと小農家

2019年7月19日

セミナー申込ウェブサイトのURLは次のとおりです。
http://coffee-seminar.com/


ルワンダの、フレンチローストは思った以上に飲みやすく、かすかに舌に苦味と酸味が残り、バランスよい風味だと感じました。

そんなルワンダのコーヒーは小農家が栽培しているのですが「世界中にはどのくらいに生産者がいるんだろう」と考えました。これらのデータ作成は難しく、意外に知られていないものです。

一般的に、コーヒーは農園で栽培されていると思われていますが、「農園とは?」は各生産国で規模が異なり、意外に難しい概念です。したがって、このようなことはかなり専門的な調査研究を要します。
昨年ASICの研究発表をメモしておきました。


世界の小農家(アラビカ種栽培)は、どのくらいの圃場をもっているのでしょう?

1h以下の生産国は、東アフリカに多く、タンザニア、エチオピア、ウガンダ、ケニア、ブルンジ、ルワンダなどみな裏庭で栽培しているようなものです。中でもブルンジ、ルワンダ、ケニアなどの生産量は減少傾向もみられます。
世界第3位の生産国であるコロンビアでさえ、平均1.4ha程度ですのでいかに小農家が多いかがわかります。

その1ha当たりの生産性を見れば、ブルンジは最も少なく205kg/1ha、タンザニアで268kg/1ha、ルワンダで550kg/haで、10袋(60kg換算・1袋)にも届きません。コロンビアでさえ731kg/haですのでいかに少ないかがわかります。


また、FNC(コロンビア生産者連合)に依頼した調査データでは、コロンビアには、95万haの栽培地域があり、60万人の生産者がいて、平均的な農地は1.58ha。1ha当たり18袋(60kg換算)で22袋程度の収穫があるとのことでした。

これらの小農家は世界中に12.4Mあるともいわれ世界の生産量の80%を占めています。

一方、平均17.280kg(288袋)以上の栽培農園は、約100.000で、生産量は全体の20%にすぎません。


もちろん農協などが組織化されている場合も多くみられますが、コーヒー生産は、小農家に依存しているということがよくわかります。


したがって、生産量の多くを占める汎用品の生産コストを下回る相場の下落(生産増、ファンドマネーなどによる)、それに伴う消費国のディスカウント市場の拡大は、離農や廃業を招く可能性が増し、大きな問題です。





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