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雑貨とビンテージコーヒーカップ

2021年5月10日

セミナーサイト  https://reserva.be/coffeeseminar

世田谷店の2Fは、オフィス、ケーキ厨房となっていますが、正面から2階のガラス面を見上げると、多くの雑貨がディスプレイされています。


フランス、イタリア、北欧に行った時に購入したものや海外のネットで購入したものなどです。個人的には思い出がありますが、興味のない方にはガラクタと映るかもしれません。一昨日一部整理しました。。

コーヒーカップのコレクションは別途段ボールに詰め保管してあります。
熱しやすく、冷めやすく、好奇心が長く、深くは続かないたちですので、一時期集中して集めたものです。
北欧のデザイナーのビンテージカップと日本の1920年前後以降のビンテージカップが多くあります。1920年ですとすでに100年たちますのでアンティークといった方がよいかもしれません。


日本の貴重なカップは、骨董業界で人気がなく、多くは廃棄され、すでに日本には在庫がないと推測されます。骨董市に出ることはほとんどありませんでした。したがって、10年以上前に、名古屋方面(磁器メーカーが多かった)の骨董商に依頼してカップを探してもらいましたが、カップの骨董品は出てきませんでした。


オールドノリタケについては、アメリカや日本のコレクターなどが所有し、多く在庫があり研究者がいますが、同じノリタケでも1920頃のデザインのよい磁器についてはコレクターが少ないようでしたので、私が少し集めました。


ノリタケ以外の名古屋製陶、ノリタケの前身となる日本陶器その他については、コレクターが存在するのかどうかさえもわからず、研究試料もありません。
バックスタンプでいつ頃の物かは判断できますが、そこに価値を見出す人がいれば市場は形成されますが、いなければ単に古いガラクタにすぎないということになります。ここに価値を見出すコレクターとしての存在意義があります。


ロイヤルコペンもバックスタンプで年代を判断できますが、デンマークにももう古いものは市場で見つけることはできません。
現実的には、現地でコレクターなどのルートから調達する以外になく、骨董品は少なくなっているのが実情です。パリの骨董屋にももうまともな商品が少なくなり、商売が成立しないような状況も生み出しています。アメリカでは、骨董品の本は多く出版されていますが、それらの現物がないですね。コレクター同士の売買で完結し、市場には出てきません。



この当時、多くの骨董輸入商と知り合い情報交換しましたが、今は付き合いもなく、皆さんどうしているのでしょう。ちなみに、私は、個人的に警察で古物営業法の許可をとっています。これは盗品の売買を防ぐためのもので、高額の物は記録しておく義務があります。


この当時は、仕事が忙しく、専門的に深く、掘り下げることができませんでした。


今では、昔の磁器メーカーは、もはやなくなり、残っている陶磁器メーカーもビンテージのカップを保存していません。
某陶磁器メーカーの役員の方とも話しましたが、会社として保存してこなかったことを残念がっていました。例えば、深川製磁のビンテージでデザインのよいものは、もはや美術品の領域に入ると思います。よいものは入手が難しいと思います。



一時期、日本のデザインのよいビンテージカップに凝っていた時は、北欧輸出用の廃業したメーカーの方から連絡を受け、倉庫の奥から見つかったカップを譲ってもらったこともあります。輸出用ですが、北欧デザインを踏襲したものでした。また、有田の問屋さんを通し、優れたデザインの磁器を探してもらったこともあります。


オールドノリタケ以外のビンテージカップは、骨董市場で価値を認める人がいませんでしたので、過去多くの雑誌取材で使用したり、掲載をしてもらい、そのデザインの素晴らしさを公開しました。
アールデコの影響を受けた優れたデザインのものも多くありますし、当時の技術の方が優れていたと感じさせるものも多く見られます。



しかし時代は変わりました。メルカリの出現で、それまでのヤフオク一辺倒の世界が一気に拡大し、古いコーヒーカップの価格は高騰しているように感じます。




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