パパ日記

クイーンズ・ギャンビッド

個人的には、Netflixの傑作は「ブラックリスト」「ハウス・オブ・カード」あたりで、シーズン6まで見ました。寝る時間が無くなるので注意。

しかし、「クイーンズ・ギャンビッド」も全7話で出色でした。一気に見れると思います。両親を交通事故で亡くし、孤児院に預けられながら少女がチェスを教わり、才能を開花し、高校チャンピオン、全米チャンピオンになり、米国が勝てなかったソ連の世界チャンピオンに勝つまでのストーリーですが、1960年代の冷戦時代を背景にしています。

この話は、冷戦期にソ連チャンピオンを破り米国の英雄となったボビー・フィッシャーを下敷きにしていると思われます。しかし、ボビー・フィッシャーは 反米発言などで米国政府に起訴され、日本滞在中に拘留されています。不遇の生活を送ります。「エディー・フィッシャーを探して」という映画もあります。

チェスは、世界チャンピオン以外に、グランドマスターがいます。国際チェス連盟 (FIDE/ FIDE Ratings and Statistics ) により付与されるチェスの最高位のタイトル(称号)です。競技人口は世界中に多くいますが、将棋の羽生さんはグランドマスターに過去勝っています。

愛読書のうちの一つです。非常によくできた本です。初版本が行方不明で、再度買いました。

映画の作り方は、極めてオーソオックスで監督の力量がわかります。また、とてもスタイリッシュな映画で、当時の町並、主人公のファッション( ブルックリン美術館ではバーチャル衣裳展をやっていました、)室内やホテルの装飾、ミッドセンチュリーの家具などストーリー以外に見るべきところは多く、お金がかかっているなと感じさせます。

昔ヴェネチアで購入したチェス盤です。ポーンも一人ずつ顔が違います。

もう一つチェス盤がありますが、そのうち公開します。