パパ日記

オルタナティブと潜在意識

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注射のあとは少し痛いですね。
2回目の後は熱が出たりする方もいるようです。

シティ・ポップ (city pop) は、1970年代後から1980年代にかけて日本でリリースされ 洋楽をベースに 都会的に洗練されたメロディや歌詞を持ったポピュラー音楽といわれます。泥臭いフォークソングと対極にあるような音楽で山下達郎とか荒井由実あたりが中心だったのでしょう。
洋楽を消化しつつ、オリジナルな音楽性を備えていたように思います。

先日、 大瀧詠一 さんと「はっぴーえんど」をくんでいた、私より一つ年上の細野晴臣さんは、いまなお音楽の先進性を具現化した稀有なミュージシャンです。
ハッピーエンド、キャラメルママ、イエローマジックオーケストラと変遷し、その後地味ながら音楽活動を続けていたんでしょうが、ほとんど関心を寄せていませんでした。

先日、2019年の50周年記念のビデを見て 、その音楽性が飛びぬけていることに びっくりしました。オルタナティブミュージックとでもいえばよいのでしょうか?ロック、カントリー、ブルース、ブギウギさらにはシャンソン、歌謡曲など様々な音楽がミックスされ、 独自の孤高の世界を展開していました。
多様なアメリカンミュージックの音源がベースにあり、こんな音楽をできる日本人がいるんだ?と驚愕でした。


コーヒーを飲んで「これすごくおいしいな」って感じる瞬間があります。
「すごく」とか「強烈に」です。
コーヒーの香り、味や粘性が、音楽と同じように感情を揺さぶるわけです。
感性とフィジカルが一体化したような波動のような感覚とでもいえばよいのでしょうか?

これらは、フロイトのいう潜在意識に潜む感性を刺激し、顕在化したもので、このような感覚をアンドレ・ブルトン(シュルリアリズムの創始者、宣言の初版本はパリの近代美術館に所蔵)は、「美は痙攣的なものにちがいない~~」と表現したのだと思います。シュールリアリズムは、詩や絵画、そして映画も潜在意識を表現しています。シュール以前の既成概念を否定したダダイズムとは異なります。

堀口珈琲には、20年の生豆バイヤーとしての豊富な経験値、多様な風味の体験が蓄積されています。それら目に見えない潜在的な感性の総合値が、#1から9の独自のブレンド風味を醸し出しているとも言えます。

ある時ふと、「あのコーヒーの風味はすごかった」と潜在的領域から顕在化することがあるかもしれません。そんなコーヒーを提供できたらとふと考えてしまいました。