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気候変動によるヒトとコーヒーへの影響-2 WCR

2021年6月10日

セミナーサイト  https://reserva.be/coffeeseminar

WCRの報告は、異常な暑さと干ばつにさらされるコーヒー生産地は拡大していくとしています。


30℃以上の暑い月の平均気温にさらされる生産地は現在の25 %から2050年は79%になり、32℃以上の平均気温にさらされるコーヒー生産地は、現在ありませんが200年には54%になると予測しています。



2050には、気候変動でコーヒー生産に適した土地の30~60%が失われると予測されているわけです。これが、一般的に言われるコーヒーの2050年問題です。

WCRは、アラビカ種の野生種1000種のDNAを調べた結果、98.8%は似たもので、これは米の70%、トウモロコシの83%に比べ多様性がないことを意味しています。したがって絶滅の危機さえあると考えられます。

そのために、SPの生産地面積の拡大、コーヒーの遺伝的性質を変えるための新たなハイブリッド種の開発を行っています。 すでに、農学的及び官能的によいと考えられた30種を選び、世界中の協力農園に送り、どこの土地に適応性があるかテストし、実際に収穫もされています。
「high cup quality」を見つけていく過程にあり、GC-MS(質量分析)で、分子レベルからの研究をスタートしています。



そう簡単に風味のよいコーヒーがう作れるとは思いませんが、期待せざるを得ません。

その評価のために、語彙集(LEXICON)も作成されています。しかし、この語彙集は、コーヒー関係者というより科学者のためのものであり、アメリカの食品をベースにして作成されたもので、現時点では米国以外での使用は難しいと思います。

アラビカ種の代わりに標高の低い産地であるカネフォーラに転作していけばよいと考えますが、問題は、ブラジルとベトナムというコーヒーの生産性の高い地域が将来コーヒーに適さない可能性があるということです。

気候が暑くなるだけでなく、より変動する可能性があるため、カネフォーラ種の生産に対する悪影響の可能性もあり、世界的には両方の種が気候変動の影響を等しく受けると考えられています。 カネフォラ種の原産地であるコンゴ盆地は、2050年までに栽培に適さなくなる可能性があるとも言われます。



詳しくは、WCRのHP、もしくはChristian Bunn 等の論文がありますので参照ください。climate change profile of global production of Arabica and Robusta coffee/climate Change(2015)



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