セミナー申込ウェブサイトのURLは次のとおりです。
http://coffee-seminar.com/
ケニアのSP,CO共にコロンビア、マンデリン、ロブスタに対し有意に酸が強いことがわかります。(p<0.05)また、アラビカ3種はロススタ種に対し有意(p<0.01)に酸味が強いことが明らかです。
やはりケニアは、世界で最も酸の強いコーヒーですね。
(Tukey-Kramer多重比較検定 n=5)
pH計による数値
ケニアSP 4.8 CO=4.8
コロンビアSP=5.02 CO=5.04
マンデリンSP=4.98
ロブスタ=5.57
一方、カッピング抽出液(9gで180ccの湯を注ぎ4分後にブレーク)のBrixは低く各豆に有意差はみられません。ケニアは他の豆に比べややBrixが高めですが、統計上の差は認められません。
Brix計による数値
ケニアSP 0.9 CO=0.84
コロンビアSP=0.76 CO=0.78
マンデリンSP=0.8
ロブスタ=0.75
浸漬法の場合は、SCAカッピング方式、フレンチプレスもですが、ペーパードリップできちんと抽出したもの(Brix1.5前後)より溶質gは小さいことが明らかになりました。したがって、この結果を受け、9月にフレンチプレスのセミナーでの実験が必要になったわけです。
抽出液の濃度/酸比まで出した方がよいのか?脂質量も出した方がよいか?は共に微量でしょうからは検討中です。