パパ日記

HOTELEXとASIC

HOTELEX SHANGHAI 2018が3/26~29まで開催されます。
現在一番勢いのある展示会のようで、その規模は日本に比べると大きいようです。
今年は日本からも多くのコーヒー関係者が行くようです。
私は、毎年誘われているのですが、今は「時間を止めて」世の中動きを「外側から眺める」ようにしています。
そんな訳で、上海店がどこにあるのと聞かれることが多くあります。
堀口珈琲のHPの英語版に住所が乗っていますので参照ください。

 

 

 

 

その熱気は異常なようで、出店者から聞くと数年前から韓国の勢いを追い抜き、中国のコーヒー市場の拡大は続くのでしょう?日本市場は成熟していますので、コーヒー関連商品の動きは小さいですが、中国では飛ぶように売れてしまうようです。
私は2016年に昆明の「ASIC(国際コーヒー科学会)」という学会でポスター発表(ポスターを作成し、壁面に掲示し、来場者に説明する方法)しましたが、世界中から400名以上の研究者が来て、口頭発表も毎日9時から18時まで5日間延々とされていました。

 

 

 

内容は大きく区分すると、Physiological 、Chemistry、Agronomy、Genemics 、Sustainability  Pathology+pest などになります。
コーヒーの学術的な研究は、他の食品に比べあまりに膨大となっています。
各ジャンルに細分化され、かつ内容が専門化しすぎて、研究者は他のジャンルに関しては全くわからないという状況になっています。

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コロンビアのnational coffee research centerの研究者と(2016.11)
しかし、コーヒー産業の規模の拡大に比例し、学術研究も重要性を増すと考えています。
コーヒーは、他の食品に比べ多様で、複雑すぎて、曖昧なことが多く、その曖昧さを解決しきれないところに研究の余地が多く隠れています。
それらが、実務に反映されなければならない、実学であるべきとは考えていますが…….?