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マンデリンの風味の楽しみ方

2019年4月28日

インドネシア・スマトラ島のマンデリンは独特の風味で、日本では戦前から長く愛され、飲用されている豆です。

1990年代は、特徴的な風味のある豆は、この豆以外にエチオピア、イエメンがありましたが共に品質が悪く、堀口珈琲ではこのマンデリンのフレンチが一番の売れ筋でした。この豆を1kg単位で買うお客様も多くいました。


しかし、当時この豆の生産履歴は曖昧で、世界中のバイヤーや日本の輸入商社も栽培地に入ることはほとんどなく、コーヒー集積地であるメダンで取引を済ませていました。車で8時間から10時間かかります。

この状況を打破するため、2000年代に入ってから産地調査を行うことにしました。現地ドライミルを運営する輸出会社を通し、流通のかなめであるブローカー(小農家から生豆を買い付け輸出会社に売る)と接触することを試みましたが、秘密性が高く困難で、輸出会社との信頼関係の構築に数年の時間がかかりました。スマトラ式の精製方法と品種を現地確認できたのは、2000年代中盤以降でした。

そして、さらに生産農家を特定できるまでには、数年を要しました。
ここまでたどり着くのに、長い歴史を刻んでいるわけです。
他のマンデリンとは異なる方法がとられていますので高品質が維持されていますので、価格も高い生豆です。


この特殊なスマトラ精製が生み出す風味についてはいままで何度も書いていますので割愛します。

いま販売されている、LCF(私が生豆確保の単に作った自家焙煎店のグループ)マンデリンは、開業から30年の歴史をへて、世界最高峰のものと自信をもっていうことができます。


このコーヒーの味わい方をお伝えします。

1.日本では昔から(私の世代以前から)深めのローストが基本でした。私は、フレンチローストに耐えられる貴重な豆と認識していますが、ミディアムからシティまで幅広く楽しむことができます。たまにフレンチロースト以外の豆を販売しますので、その際は必ずお買い求めください。ミディアムなどでは、新緑の頃の芝の香りやベルベットのようななめらかさ、レモンのような酸味も堪能できます。とはいうものの、この豆のだいご味はフレンチローストです。

2.今回の豆は今年の入港時のもので、フレッシュな風味です。かすかにハーバルで、しっかりしたコクと濃縮感があります。繊維質が柔らかいにも関わらず、苦味は柔らかく、よい焙煎だと思います。
この状態の風味から半年後と、1年後には大きく変化します。
その主な要因は、有機酸と脂質の減少にありますが、その過程の風味も個性的な特徴がありますので、ぜひ1年を通し飲んでみてください。


もし、他のマンデリンと比較するのであれば、必ず同時期に購入し比較してください。これは、この豆に限らず、コーヒーの風味比較の大原則です。入港時の豆と半年後の豆を比較してどちらがいいか?というのはナンセンスです。

3.このように考えると、LCFマンデリンの風味のすごさは、「時期をずらし年に数回」、「異なる焙煎の豆」を購入し、飲用することにより理解できます。
すみません、マンデリンフリークの方はぜひお買い求めください。

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