パパ日記

ブルゴーニュワインとケニア

グロフィエのワインについては、過去も書いてきました。
ブルゴーニュは、これからが2014ビンテージの日本入港時期になります。
すでにネットでは販売されていますが、基本のルージュが上代7.450円(消費税込)で、ネット上では6.450程度の値で売られています。
すでに入手は不可能な状態となっています。
私はこのワインを15年前から購入し、10年前には某商社から1ダースの購入枠があったのですが、今年はたった3本です。
そもそも日本入荷本数が毎年減少傾向にあり、人気ワインの争奪は世界的に激しさを増しています。やはり不通の畑の1本6.000円以上のブルゴーニュは、昔から飲んでいる者には高いと感じます。

 

 

 

価格の高いプリミエのレ・ザムルーズやグランクリュのボンヌマールの畑の2014などは50.000円以上ですので、まだ若干は日本国内で入手ができる可能性はあります。
このような高値には、それだけの香味の差異がある故なのですが、これらのワインを購入しても10年はセラーで寝かせたいので、もう私などは飲めるのかどうか?怪しいものですから購入は見送ります。
レストランでは、いったいいくらの価格で出すのでしょう。
ですから、最近はワイン持ち込みOKの店が増えています。
1500円の抜栓料を払ってもその方がよいと考える人が増加しています。
最近は一般の飲み屋でも、持ち込みが解禁されています。

 

 

この高級のブルゴーニュを熟成させた香味は、独特のアミノ酸の味で、他の生産国や産地のワインには見られないのが特徴です。
したがって、その差異を理解してしまったブルゴーニュすきは、評価の高い米国のピノノワールでも手を出しません。私だけかもしれませんが…。
オレゴンなどにもよいピノノワールワインは有りますが、価格も高く、微妙にグルタミン酸の熟成香味が異なります。
これは、ワインの麻薬化とでもいうのでしょうか?この香味を求めて自分でセラーで
寝かすしかない訳です。

 
但し、この味を理解できるようになるには、多くの体験を要するとは思います。
日本人であれば、だしの味を体験していれば、この味を理解できるようになります。
フランス人であれば、肉のアミン酸から理解できるでしょう。
ロマネコンティ(飲んだことはないですが)が、1本100万以上するのはそのような理由だと思います。先日銀座の店で1本250万のロマネコンティを見ましたが、よほどのことが無い限り飲まれることはないでしょう。
ましてやまだ2010年代でしたので、あと10年以上は店に保管し飲まないともったいないということになります。

 

 

コーヒー生豆にもアミノ酸は含まれていますが微量です。
グルタミン酸が最も多くアスパラギン酸なども含まれます。
これらは焙煎により減少しますが、コーヒーの味に影響を与えると考えられます。

 

 

 

 

ブルゴーニュワインと同じ状況は、ケニアの優良ファクトリーの豆にも見られます。
価格の高騰は、人気が出ればやむを得ないのですが、年々その争奪は激しくなっています。
堀口珈琲は、15年以上前からケニアコーヒーをいち早く購入してきましたので、世界的なバイヤーとして十分な力があり、すばらしいケニアをおさえていますのでご安心ください。最高峰のケニアコーヒーをお届けしますのでご賞味いただければと思います。

 

 
しかし、ワインに比べれば、まだまだコーヒーは安く、今後優れたコーヒーの価格は高ね安定が予測され、汎用品との価格差はどんどん開いていくと思います。
同じケニアでもその品質差が、香味に出ます。
その香味の差は何か?は堀口珈琲のケニアを飲んでいただくしかありません。
ケニアの香味については、過去何度もここで書いていますので参照ください。