パパ日記

味覚センサー結果4 Past Crop

1月のセミナーをアップしました。
セミナーサイト  https://reserva.be/coffeeseminar
コロナ次第ですが、もっといろいろやりたいところです。

19-20のコロンビアのヴァキュームパック(VP)で輸入した豆と15-16クロップのVP及び15-16クロップの朝麻袋輸入豆を比較しています。
同じ生産者の豆です。
15-16の生豆は1年中空調のきいた研究室に保管したものです。


スコアは19-20が39/50 点、15-16VPが23/50点 、15-16麻が20/50点。
官能的には、香り、酸味、コク、クリーン、甘味などすべての項目で評価が下がります。特に酸味の減少は顕著となります。


パスとクロップは、青い草から枯草の風味に代わり、味がざらつくのが特徴です。15-16のVPは枯れた草、藁の風味に覆われ鮮度が落ちています。
脂質の劣化に伴い酸価(Acid Value)が上昇していると考えられます。
しかし、15-16の麻はさらに鮮度が落ちていると推測され、風味そのものが低下し、枯草の風味も渋味に代わっています。



さらに、経時変化していくと味がフラットになり、風味が消えていくのではないかと推測します。後3年くらい保管しまた試してみます。


10年くらい経過すると、コーヒー生豆の成分がかなり変化すると考えられます。


*分析では、予想した良い結果になるとはかぎりません。このデータは比較的よい結果です。しかし、この味覚センサーの結果でのBodyは15-16VPが高く、この理由は説明はできません。