こんにちは
仙台(インスタグラム参照)から帰りました。
東京農業大学の国際食農科学研究室では、過去10年間コーヒーの品質研究をしてきました。今年も院生1人と学部生3名がコーヒー研究を行うこととなり、助教授と私がその指導をすることになります。
このような研究の継続のためには、私が彼らの研究テーマの設定をし、試料を収集して、私の研究と連動しながら分析を継続していきます。学生は、この研究が卒論テーマとなります。
分析は、主に学生にしてもらいますが、学生は毎年担当が変わりますので、スキルアップのトレーニングから入らなければなりません。すでに多くの学生が、この分析をしながら卒業しています。
分析は、経験すればできるようになりますが、分析結果をどのように解釈すればよいのか?その考察は難しく、さらなる経験やコーヒーの知識が重要になります。多くの場合、試料が異なれば、結果が異なりますので、数値から結論を導き出すことは難しい領域になります。
このような「分析~結果~考察」は、2016年の東京農大の大学院入学から数えれば10年になります。したがって、試料毎のケミカルデータでコーヒーの品質が推測できるようにはなりました。
今後の研究は、
1)沖縄コーヒーの品質研究では、2年間のデータから沖縄の特性および他の生産国との差異を明らかにします。これは大学院生が学会で発表し、卒論になります。
2)抽出方法と抽出技法による風味の違いを抽出液から明らかにする予定です。抽出による風味の違いを生み出す要因として抽出方法および抽出技法など多くの変数があり、難しい作業になります。抽出を科学的側面から分析した本や論文はほとんどありませんので、書籍として秋には出版します。
3)種と品種の分類などの研究は進んでいますが、その成分の分析研究は世界中でもほぼ皆無です。品種の研究者にはサンプルがないのが致命的ですが、私にはゴンザロの野生種の試料がありますので、それらに栽培品種を加えればかなり専門性の高い研究になると考えます。
4)また、コーヒー生豆の品質の順位付けの方法を開発したいと考えます。COEや多くのプライベートオークションのコンテストの1位が必ずしも1位になるとは限らないことを証明したいと考えています。これについては沖縄の品質評価会で実証します。
いろいろやることとやりたいことが多くありすぎて、時間が足りずどうなるのか確かなことは言えません。