パパ日記

味覚は鍛えるもの

朝日カルチャーセンターの食べ歩きの企画を面白がって引き受けてしまいましたので、銀座の老舗「エスコフィエ」の社長と簡単な打ち合わせしました。コーヒーを使用したケーキを依頼しました。
堀口珈琲の1990年開店当時からのお付き合いです。
最近はご夫婦で世田谷店や狛江店に来てコーヒーとケーキを食べに来られます。
楕円ワイングラスは、テースティング用とシャンパン用も開発されていましたので、コーヒーもテースティンググラスで提供されるかもしれません?

 

昨日も銀座1町目の「山形サンタンデロ」で会食しました。無理を言って昼の要予約メニュー(5.500円)を出してもらいましたが、品数が多く満腹になってしまいました。
奥田シェフは多忙な方で会えませんでしたが、次回の食べ歩きは「サンタンデロ」にするかもしれません。奥田さんは感性豊かな人で、素材を見た瞬間に料理のイメージがわくと思います。

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バーニャカウダ、カルパッチョ、白子のリゾット、庄内の魚、ホタルイカのスパゲティ
山形牛と生のホウレンソウ、オペラ、堀口コーヒー。

私は40年くらい前の日本のビストロ創生期から食べ歩きを続けてきましたので、今は胃の機能が低下してしまっています。もともと我々の世代の日本人の消化機能やあごの構造は、欧米人とは異なり、洋食系には向いていないので仕方ないとは思います。
食評論のジャンルは山本益弘さんが開拓しましたね。
その後食文化の発展とともに食のガイドブックができ、食のサイトが次々に生まれてきました。

食を堪能する基本は、自分の味覚をこたえることです。
他人の意見に左右されず、自分の中に基準を持てるようになれれば食は楽しくなりますが経験を積む必要があります。コーヒーもワインも全く同じです。

 

つまりは、食に対し客観的に評価できるようになれば一人前です。
自分の作るものと他とを比較できるのですから飲食店の経営の50%はうまくいくと可能性が増します。
しかし、これはやっかいでカフェ、喫茶が長く続かない原因の一つです。
味覚の先天的に優れた人は例外で、味覚は後天的に鍛えるべきものです。

が私の持論は単純です。
海辺近くの田舎で、野菜と魚をたべて育ったか?子供のころから親においしいものを食べて育ったか?で味覚の基本ベースは決まると考えます。
ファーストフードで育った場合は最悪で、味覚開発にはその後に大きな努力を必要とするでしょう。