パパ日記

ボディ

今朝のコーヒー
コスタリカ 「クレストネス・アラスカ」 フルシティロースト
フルシティはシティとフレンチの中間で微妙なローストです。
会社や店によりその基準は曖昧で、かなり深いローストが多いようにも思います。
堀口珈琲の基準は2度目のハゼの開始点とピークの中間くら(2度目のハゼのピークがフレンチの入り口としてみています)。
しかしこれは焙煎機の構造や性能による影響もあり、出来はかなり変わります。

 

 

この焙煎度合いですとコーヒーに含まれる油脂分が表面に出やすくなります。しかし、まだ油脂が豆の表面にわずかしか出ていないので焙煎してから日数がさほど経過していないことがわかります。同時に、標高が高い産地で豆質が固いのではないかとも推測できます。

 

 

アロマとフレグランスは軽やか。
この豆の特徴はなめかな舌触り(ボディ≒コク)です。
(ワインの場合も同じ感覚です。ワイングラスにたれる粘性でも判断します。)
中米でこれだけのボディのあるコーヒーはまれですので、個人的にはフルボディと表現します。
深いローストでもロースト臭などもないので、やはり固い豆ということが裏付けられる素晴らしいコーヒーといえます。
多様な香味が内在しているのではないかと感じますので、浅いローストにしても複雑な香味が出るであろうことがわかります。
ボディとは何か?ということがわかりやすいコーヒーですのでお試しください。

20140226_081842 20140226_082010
名もなき日本のビンテージカップ。
メーカー不明ですぐにでも捨てられてしまいそうなカップですが、どこか引っかかるデザインで北欧っぽいですね。しかし、そこまでは洗練されていない微妙さもあるのですがコレクションに入れました。
二度と作られそうもない雰囲気を醸し出しています。