パパ日記

地域の香味

4月テースティング会はナリーニョのブエサコの小農家及びケニアのオークションサンプルでした。
ナリーニョのボディ感がつかめれば、他のコロンビアの産地やティピカとの香味の違いが理解できます。このコロンビアのナリーニョの本質的と思えるような香味のコーヒーを体験できるようになるまで10年以上の歳月がかかりました。
簡単そうにコメントしていますが、わかっているようでわからないのがコロンビアの香味でしたので、長い間コロンビアのフルボディコーヒーを探してきた甲斐がありました。

 

 

 

ケニアの香味は、テースティング会参加のみなさんはわかっていると思いますので、ケニアの中の香味の幅を理解できればいいでしょう。ファクトリーの個性もありますので難しいですが、ニエリ、キリニャガ、エンブの地域の香味の違いが大まかに理解できれば世界中のコーヒーマンの中でもトップレベルといえるでしょう。
堀口珈琲は世界でも有数のケニアコーヒーバイヤーです。
多くの種類のケニアを購入していますので、地域名とファクトリー名を確認し香味を楽しんでください。
だんだん香味の違いが分かるようになります。
継続こそ力です。

 

 

今朝のコーヒー
ケニア THIMU  PB  ミディアム
テースティング会のサンプルの中で気になったものをペーパードリップで抽出しました。
ティムはキリニャガのファクトリー。
ピーベリーは、オレンジの酸を核にアンズ、うめの酸が含まれ、チョコレートやバニラも感じさせます。
但し、収穫してすぐのものが航空便で送られたと推測されますので、ややパーチメントの状態でのレスティング不足。時間がたつともっといい香味になりそうです。