グァテマラのアンティグアの農園ばかりで差が出にくく難しかったでしょうか?
全体的には83~84点代のスコアのコーヒーで、サンタカタリーナ農園のパチェには酸に甘みがありました。もちろんこの農園はブルボンの方がより華やかですが、これも捨てがたいですね。
これまではブルボンしか購入してきませんでしたが、今年は収穫量が減り
堀口珈琲研究所がパチェもカツーラも購入しました。
アンティグアの基本はオレンジ、ミカンなどの 柑橘の酸ですね。酸が強いか、甘みを伴うかそのあたりで区別するしかないでしょう。
ここにより複雑な酸やコクに特徴が加わると85点を超えます。
さらにアンティグアのコーヒーには酸以外にコクがあるのが特徴で、ここがグァテマラの他の産地と決定的に違います。
今日パチェをドリップで飲みましたが、香味は複雑ですね。以外によく、果実以外にも野菜っぽい香味の隠れています。香りも複雑でロースト時間の経過により複雑さを醸し出すかもしれません。
アンティグアは中米の中でも「優れた産地の代表」といってもいいでしょう。
10年使用するとその香味のぶれが他のどの産地よりも少ないことが理解できます。テロワール、栽培の歴史の蓄積でしょう。
メキシコ・チアパスは泥臭かったですね、麻袋の蒸れたような味があり不快でした。反面ベラクルスはよかったですね。ミディアムローストの深めくらいですと甘い香りとやさしい味わいを楽しめそうです。