パパ日記

刺激とスキル

女子の国際テニス大会のWTAのツアーは、年に4回行われるグランドスラムを頂点に、グレード別に分けられたプレミア大会が世界各地で開催されています。
選手は試合に出場し,ポイントを稼ぐことにより、よりグレードの高い大会への出場権を得ますが、WTAツアーに本戦から出場できるポイントを有していない選手たちは、下のグレードであるITF女子サーキットに出場する事でポイントを稼ぐ必要があります。
 

26歳で引退し、37歳で復帰した伊達さんは、現在ランキング200位くらいでプレミアの大会に出ることができず、ITFのサーキットに出ています。
ケガだらけで,満身創痍で万全ではない状態でサーキットを回っています。
ダブルスであればプレミア大会に出れるでしょうが、シングルプレーヤーとしてはランキングが下位となりエントリーできません。
しかし、突き動かす何か?がそうさせるのでしょう。
その誇り、意地、肉体の限界など様々な思いの中でもがいていると推測します。

 

 
世界4位になった実機のある選手で、テニスの世界では最年長?のような人がここから這い上がろうとするスタンスに心動かされます。
ITFは審判はいますが、ファーストサーブが失敗した時は、自分でボールを取りに行くような大会です。
ポイントそのものを獲得するには人や費用のサポートも必要となるでしょうから並大抵ではありません。

 

 

今回8/3からのスタンフォードの大会((Bank of the West Classic、米国のスタンフォード大学のコートで行われる)は、女子のみのプレミア大会で最も古いものです。
この大会にダブルスの出場予定はありましたが、予選にも簡単には出場できない状況で、予選補欠から運よく予選に出場でき、2戦勝ち上がり本線に入れたようです。

 

 

錦織君の年には彼より多くの国際大会で優勝していた伊達さんと喜怒哀楽を分かち合うファンは多く、大リーグのレジェンドになりつつあるイチローのように彼女に期待する人は多くいます。(杉山愛さんもすごいですが…..)

 

 

どのようなことに影響や刺激を受けるかは人さまざまです。
ささやかでも何らかの影響を与えることのできる人でありたいとは思います。

 
プロはその技量で収入を得ていきます。
喫茶やカフェは、味、空間、サービスの3つの総合力が基本となり、店を維持発展させて行きますが、今一つ重要なものがあります。それがプロとしてのスキルです。

 

1杯100円のコーヒーと、500円以上のコーヒーの差異はその品質ありますが、よい味を生み出す抽出スキルにもあるということを忘れてはいけないでしょう。
コーヒーには、素材である生豆が重要なことは当たり前になった時代に、その香味を表現する最終抽出スキルも重要であり、あくなき探究心が問われるはずです。

 

 

ちなみに、錦織君は8/3からのワシントンD.Cの大会に第2シードで出ます。
この後も試合に出て8/31からの全米オープンに向かうようです。

 

 

今朝のコーヒー
ペルー ファティマ フレンチ
しっかりした香味で深いローストにも香味がぶれません。
このことを確認するには、30gで4分かけて260g(2人分)程度を抽出してみれば、香味のぶれがないということがわかります。
濃縮感のあるコーヒーができますが、力のない豆では、香味のバランスが崩れてしまいます。
しかし、どのような香味が良いかは一概には言えず、25gで3分で260gの抽出でもおいしく入ります。
よい豆は抽出の許容範囲が広いということもいえます。