パパ日記

炭水化物と苦みとすし-1

家や外食で米を食べることはほとんどなく、炭水化物はパスタかパンでとります。
ぶどうのように ここでも糖質の摂取となります。

 

 

最近は糖質オフダイエットが流行り、女性で炭水化物(糖質+植物繊維)を取らない人も多いですね。
人間のエネルギーは糖質(1gあたり4カロリー)や脂質(1gあたり9カロリー)からなり、糖質を減らせば、脂肪が分解されエネルギーになるため体重が減るという論理なのでしょう。
であれば脂質を取らなければよいかというとそうも言えず、たんぱく質を含め三大栄養素をバランスよくとりなさいというのが栄養学となります。
理屈上は、短距離走など激しい運動には糖質から、マラソンやウォーキングなどの運動は脂質からエネルギーが消費されるようですので、50mダッシュして、1kジョギングを繰り返せばいいのかもしれません?

 

 

私の食事は完全に栄養学的見地からはかけ離れていますが、とりあえずは「食は卑しいもの」「食は人生の快楽」「食は味覚の源」「食は命」というようなものです。

 
炭水化物の多くはパスタからとりますが、例外的に寿司(米)はよく食べます。
昨日の昼食は、行きつけの千歳船橋の「寿司清」さんでさんまの塩焼きを食べながら訳ありでエビの話をしました。
さんまだけというわけにもいきませんのでご飯も少々もらいましたが、久々の米でした。
さんまの走りは北海道ですが、気仙沼でも水揚げされましたのでこれから流通すると思います。

 

 

さんまのはらわたは苦みで、この種の苦みは日本の味で、春の苦みから延長されます。
フキノトウ、ぜんまい、タケノコ、菜の花等は苦みがあり、日本独特の味といえます。
そしてさんまのはらわたも食べます。
はらわたの際たるものはフグのきもで、当然今は体験できませんがしびれるような苦みが死と隣り合わせです。

 

 

 

このような苦みの文化は、日本人には独特な味覚を形成させた思います。
コーヒーに砂糖を入れないで飲むようになったり、(25年前大部分の人が砂糖を入れました)、深い焙煎のコーヒーをこのむ人も多く、(イタリアではほぼ必ずエスプレッソに砂糖はいれます)香味を味わう許容範囲は広いのではないかと感じています。
しかし、このような感覚は、若い人には理解されにくいかもしれませんが、食の体験を透せば味覚を研ぎ澄まされ、コーヒーの味覚も開発させるのではないかと考えます。