パパ日記

マンデリン

堀口珈琲のマンデリンは、ここ数年でさらに香味が良くなったように感じます。

20年使用していますが、本当にいい豆ですね。
浅いローストからフレンチまで全てもローストに対応できる稀有な豆で
その本質は 酸とコクにあります。酸とコクをともに備えている豆は少なく、
浅いローストで酸だけを表現しようとする人も最近はいますが、
コーヒーの本質の香味はその酸コクのバランスにあるということを理解すべきでしょう。
一般的に流通しているマンデリンの99%程度は酸が弱く、あっても華やかさがありません。
理由は単純で在来系の品種ではなく、カチモールやハイブリットが大部分だからです。
この40農家が生産しいるマンデリンは、精製が素晴らしく、選別も他のどの豆より厳密で
 華やかでしっかりした果実のような酸があります。
 なめらかで粘性のあるボディがあります。
したがって、ミディアムでも素晴らしい香味を表現できますし、フレンチでの醍醐味も
存分に味わえます。
堀口珈琲ではマンデリンを20年以上フレンチローストで販売し、多くのファンがいます。
これがベストのローストだと思います。
しかし、本当においしいミディアムのコーヒーを一度味わっていただくためにあえて
ローストしました。巷のミディアムとは一線を画すものだと思いますよ。