パパ日記

ワインセラー顛末-2

コスタリカは、堀口珈琲が進化していることが証明されていると感じるに十分な風味だと思います。
但し、まだ厄介なことに、最後の抽出も以外に難しいと感じています。
このことはいずれ。。。

 

 

さて、ルロワのサシャーヌ・モンラッシュ1995は、どんな香味がするのでしょう。
基本的には、市場で飲むことはほぼできないと考えられますので、1998のプルミエもモンラッシュ好きには興味津々と思います。
コーヒーとは異なり、20年の保存は、熟成という「えもいわれぬ」味わいが価値を増加させます。
もはや、だれと香味を共有するか?で難しいワインとなってしまいました。
何でこのワインがセラーにあったのか記憶もありません。

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右は、ブルゴーニュのグロフィエのワインです。
ブルゴーニュにこそワインの神髄があると15年間このワインを購入し、飲み続けてきました。
私が継続して入手できるフェ―バリットワインです。
ボンヌ・マールは特級(グランクリュ)で、日本入荷本数が毎年減り、かつ高額化しています。
数年前に比べ、価格は2倍以上になり現在は正規輸入代理店で2014年は40.000円以上はしました。
ネットで並行輸入などの入手は可能ですが、古いビンテージのものは入手できないでしょう。
そのため、2002年から2004年のものは10年以上年寝かせたものです。
飲みたい誘惑と戦いつつ保存するのはつらいものがあり、お金があれば12本購入し、毎年飲めばよいのですが…….。そこまでの資金力はありません。
途中で飲んでしまい、生き残ったグロフィエです。
かつて、グランクリュと一般のワインとの違いは書いてきたと思いますので省きます。

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そんなわけで、当時比較的価格の安かったカルフォルニアワインで、2000年にデビューしたルシアンリバーのバーハムメンデルソンのビンテージを10年分購入しました。
ソノマのピノノワールとして人気が出て現在は入手が難しいワインになってしまいました。
年代ごとのテースティングをするために購入しました。
本当は同時に10本あけたかったのですが、もったいなすぎて年代順に1本ずつ飲んで残っている4本です。

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最近のブルゴーニュ(バーガンディ)は、気象温暖化の影響なのか?味が濃くなる傾向にあります。
バーガンディ色はボルドーより赤が薄くきれいな印象で、コーヒーでいうと完熟がバーガンディで、かすかに熟度が増したのがボルドー色でしょうか。
ブルゴーニュは、その色のように繊細な香味のワインで、コーヒーでいうとティピカ、パカマラ、ゲイシャなどの香味のラインで、ボルドーは一般的なブルボンなどの香味のラインともいえるでしょう。
(どちらに区分されるかか?はテースティングのマトリクスにより一概にはいえませんが….)
しかし、ここ数年のブルゴーニュは、各生産者共に濃縮感が加わり(従来のコクとは異なる)問題が多くなっていると感じます。
したがって、10年前以上のブルゴーニュは貴重となります。