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気候変動によるヒトとコーヒーへの影響-3 ケニア

2021年6月11日

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気候病 (meteoropathy )という言葉は、最近認よく使われます。気候の変化によって症状が出現する疾患の総称です。 症状は、古 傷 がうずくとかよく言われます。
頭痛 、 腰痛 、 肩こり 、 神経痛 、 関節炎 、 吐き気、 メニエール 、 喘息 、 めまい症 、 うつ病 などの症状が出るとも言われます。

個人的には、めまいは経験済で天井がくるくる回り立てないことがありました。耳石がはがれたようです。頭痛は痛いというよりどんよりした感じで冬の曇りのなかにいるような印象です。腰痛、肩こりは慢性的で、ヘルニアの手術を経験していますし、ロキソニンテープ(湿布薬として最強で最も効き目があります)は必須です。

とくに鬱とか適応障害、 メニエール 、 喘息 、 めまい症 、吐き気、 関節痛 はありませんが、気圧の変化や気温の変化に対し、適応性が低下しているように感じます。

前述したように、農作物は気候変動に大きな影響を受けています。

米の場合でも、高温耐性品種への 転換など適応策をとらない場合、日本のコメ生産は北日 本を除く地域で減ること、全国的に、高温によるコメ品質 の低下リスクが増すという研究報告があります。 昼の温度が35℃、夜の温度が30℃程度を超えるとイネに高温障害が発生する恐れがあり、夜間の高温は、イネの呼吸作用を増加させます。 コーヒーも夜間の高温に伴う呼吸作用の増加は、早熟となり有機酸や脂質の生成にマイナスとなります。


米の生産地や食味はここ10年で著しく変化していますので、コーヒーにも同じことがいえるとい思います。

長野でリンゴが取れなくなるとか、東北がみかん産地になるとか言われますが、実際に北海道で葡萄の ピノノワール種が栽培されています。

最近のコスタリカのマイクロミルのコーヒーは、標高が2000mの産地のものも多く、2000年以降のSP黎明期とは産地の標高は大きく変化しています。
これらのマイクロミルのコーヒーは、作り手の品質意識が高く、現在世界でも屈指の風味のコーヒーを生み出さしています。



ケニアを例にとれば、5年程前から気温が上昇し初めています。 ケニアの年間平均気温は、最低が14℃、最高が26℃で安定推移してきました。しかし、2015年以降は最低温度が10℃に下がり、最高気温が30℃になるなどの変化が見られるようになっています。そのため、標高の低い地域(1500m以下)は日照が強すぎ、酸味に影響が生じていると感じています。また、暑い日が続いたり、雨の降る時期がずれたり、毎月の降る量が変化する事例が増加しています。


このような栽培環境の変化の中で、樹のストレス軽減のためにマルチング(植物の地表面を葉や枝などで覆うことで、雑草の発生を防いだり、水分の蒸発を防ぐ)したり、シェードツリーを植えるなどの対策も取られています。
それ以外にも、バイオスティミュラント(biostimulant /生物刺激剤 / 植物や土壌により良い生理状態をもたらす様々な物質や微生物の総称)を用いた耐ストレス農法が一部で導入されているようです。

既存のSP生産地の優れたコーヒーが、今後安定して継続されるとは限りません。できのよい年とできの悪い年の差が生じる可能性がたかくなってきています。

このような時代では、 標高が高く、シェードツリーがある生産地区が高品質のチェリーの収穫には不可欠になると推測されます。


また、輸入商社、ロースターなどのバイヤーの生豆選別のテースティングスキルが重要になると考えられます。







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