パパ日記

賞味期限10 ジャム

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ジャムは、鍋に果物と砂糖を入れ、15分程度、適当な状態まで煮込むだけです。
簡単ですので自分で作ります。
プラム、アンズ、ブルーベリー、イチゴ、ゆず、金柑などその季節に出回る果物を使用しますが、
プラムやアンズ系は華やかな酸味がでて、よい味になります。但し水分も多くなります。

逆にリンゴは水分がなく、どうしようか?と思案した結果、
磯部由美香さんの「蜂蜜コンフィチュール」(誠文堂新光社)を広げたら、白ワインを補填していました。
そこで、スプマンテの余りと石井さんにいただいた梅とアンズのシロップも追加し、砂糖を減らしました。
「これは、なかなか絶品です」

とくにプラム(スモモ:プルーン)は、ジャムにするとおいしさが増します。
早生種の「大石」、皮は青くて果肉が赤い「ソルダム」、皮が真紅な「太陽」など、時期がずれながら販売されます。

コーヒーの柑橘系の酸味に、このプラム系の華やかな酸味が加わるとケニアの良質のスペシャルティコーヒー(SP)の酸味に近くなります。また、乾燥プラムも、ケニア産やコロンビアのウイラ産の一部に感じられることがあります。

ブルーベリーも簡単に作れます。
オレゴン産がスーパーに出回るときに作れば安く済みます。
国産は、オレゴン産より酸味が強い傾向がありますが、価格が高いのでジャムにはもったいないでしょう。
スダチの上品な酸味を加える場合もあります。
ブルーベリーは、エチオピア産のSPの基本の味の一つです。

瓶は、蒸し器で殺菌していましたが、最近は食品用のパストリーゼ(アルコール77%)を噴霧して済ませています。

 

さて、ジャムの賞味期限は、どのくらいでしょう。
基本的には、糖度によります。
日本ジャム工業組合では、糖度を、65%以上を高糖度、55%以上65%未満を中糖度、糖度40%以上55%未満を低糖度、その他糖度40%未満 決めています。
この糖度に基づき瓶詰のジャムの賞味期限が設定されています。

高糖度・中糖度は、2ヵ年以内、低糖度は18ヵ月以内、紙カップ入りは1ヵ年以内などと定められています。
甘味が強いほど賞味期限も長くなります。

冷蔵庫で保存した状態で開封から約2週間といわれています。
冷蔵庫からジャムを出し入れするたびに結露が起こり、結露が繰り返されると水分が溜まりやすくなり
、カビや微生物の増殖をうながす可能性があります

私は、糖度を30%~40以下で作りますので、日持ちはしませんので10~14日くらいで消費します。
それ以上同じものを食べ手いると飽きてしまいます。

 

 

尚、市販のジャムには何らかの食品添加物が入ります。
ゲル化剤(ペクチン:リンゴジュースを製造する際に出る絞り粕や、柑橘類の皮などから抽出される食物繊維)は、
ジャムっぽいとろみをつけるのに重要ですが、家庭では添加しませんので無添加になります。

これで長かった前置きは、いったん終了して コーヒーの生豆の賞味期限の本題に入ります。