パパ日記

2026-7コスタリカのCoffea Diversaは特殊な品種の宝庫

こんにちは。金曜から3日連続でセミナーでした。
今日はは焙煎競技会のオリエンテーションがあります。このメール通信はかなりの頻度で発信していますが、昔は毎日書いていましたので今の方が余裕があります。

さて、コーヒーの木は、被子植物で双子葉類に分類されます。
わかりやすいところから分類するとアカネ科(Famiry)のCoffea属(Genus)であり、その下に種(Species)があります。
その種にはCoffea arabica,、Coffea Canephora 、Coffea libericaがありますが、それ以外にも多くの種があります。
主には野生種で栽培はほぼされていません。この種の下にティピカ品種、ブルボン品種などの品種が位置づけられます。

コスタリカのCoffea Diversaは、スタリカ南部エリアにある非常にユニークなコーヒー農園です。所有者は Gonzalo Hernandez(ゴンザロ・ヘルナンデス)で、農園は標高 約1,200〜1,380 mの高地に位置します。膨大なコーヒー品種が1つのガーデンで栽培されていますので世界中を見渡しても極めて特殊です。コーヒー品種の多様性を味わえる唯一無二のコレクションと言えます。今回、この農園から27種類の種と品種のコーヒーを送ってもらいました。

ほぼすべてが市場には出ていないもので、このコーヒーをテイスティングし、分析してフィードバックする予定です。サンプル量が少ないですがセミナーでも一部を使用してみたいと考えています。

例えば、ユーゲニオイデス種(Coffea eugenioides)は、コフィア属の種です。タンザニア西部周辺地域の高地などに自生。遺伝子解析によって、アラビカ種はこのユーゲニオイデス種とカネフォラ種の異種交配によって生まれたと考えられています。

アラビカ種の起源となり、生育条件はアラビカ種とほぼ同じで、熱帯の冷涼な高地が適しています。病害虫に弱く、さび病への耐性もありません。カフェイン含有量がごく少ないことも大きな特徴です。

ユーゲニオイデス種は栽培が難しいといわれ、現時点で商業生産している農園は、コロンビアのインマクラーダ・コーヒー・ファームス(Inmaculada Coffee Farms)です。
この農園はスーダン・ルメ、ラウリーナなどの品種も栽培しているようです。この豆を使用して、バリスタ選手権などで優勝した事例もあります。

その他の種は、Coffea sessiliflora、Coffea racemosaCoffea kapakataCoffea Dewevreiなどです。種は、コーヒーの木の原点といえます。
この種の分類研究やゲノム解析は一部で研究がされていますが、収穫後の生豆の物理的な分析、焙煎後の理化学的な分析はされていません。
「抽出して飲んだ」ことのある人もほぼいませんし、「化学分析した」論文も皆無ですので、この種について時間をかけて分析していきたいと考えています。


Horiguchi