パパ日記

ドンKのゲイシャ

2004年にベストオブパナマのコンテストでエスメラルダ農園のゲイシャ種はNo1となり派手なデビューを飾りました。その香味はコーヒーがまさに果実であることを思わせ、世界に衝撃が走りました。私もサンプルローストしその衝撃を体験した一人です。

 

 

その後コロンビアやコスタリカなどでも少量が栽培されてきましたが、やはりパナマのゲイシャがスペシャルティコーヒーマーケットの中で生き残ってきています。

 

 

エスメラルダのゲイシャは、少量づつですが世界の多くのロースターが扱い、今では珍しくはなくなりましたので、堀口珈琲は独自にゲイシャの世界を模索しています。

 

 

昨年はパナマのカルレイダ農園のゲイシャ種を全量購入し今も販売しています。
今年はコトワさんのゲイシャを3種購入し販売します。
すでにドンKの畑のナチュラルとウオッシュトのゲイシャの販売を始めました。
また来年には、リオクリスタルという畑のゲイシャも販売します。
世界で一番高い価格帯のコーヒーですが、堀口珈琲ではお求めやすい価格で提供していますので是非ともお試しいただければ幸いです。

 

 

ドンKのゲイシャ・ナチュラルは、ナチュラルの風味ととゲイシャの特徴がうまくマッチすれば素晴らしい香味になりますが、失敗するとゲイシャの個性が失われます。
リカルドさんは、数年かけナチュラルの乾燥工程を把握してきましたので、極めてクリーンで上品な香味に仕上げています。
気品、清楚、麗しさ。蜂蜜のような非常に甘い余韻が長く舌に残ります。

 

 

ドンKのゲイシャ・ウオッシュトも上品です。ゲイシャ特有の派手な香味というよりは上品で穏やかな香味になっています。
気品、あでやか。フレッシュなライチの甘い味わい、かすかに温州みかんの甘い酸などが舌に長く残ります。