パパ日記

ブラジル3種コーヒーの飲み方

「ブラジルのコーヒーの味ってなんですか?」
コーヒーには大部分の普通のコーヒーとごくわずかのいいコーヒーがあります。

普通のコーヒーの場合であれば、この質問に対する答えは
「中庸とか、ほこりっぽい、土っぽい、酸が少ない」などと大まかに説明できます。

しかい、いいコーヒーはそれぞれの産地、品種、精製で香味は大きく異なりますので
簡単に答えることはできません。
フランスのワインの味って何ですか?と聞かれるようなものです。
そこでこの3種のコーヒーは、全てシティローストにしました。
以下の点に注意し飲んでみてください。

10-11のブラジルは、表作にもかかわらず、収穫期に雨などにたたられた産地も多く、全体的な
香味はいまひとつでした。
しかし、これらの豆はそれなりに優れた豆ですので、個性があると思います。

1.粉にしたら香りをかいでください(フレグランス)
2.抽出したらさらに香りをかいでください(アロマ)
3.ブラジルは全体的に標高は低く、酸は弱めです。一番酸があるのは?を意識してください。
4.コク(粘性、複雑さ、味の厚み)があります。一番コクがあるのは?を意識してください。
5.何か特徴的な香味のニュアンスがあるかを意識してください。

ちなみに品種と精製は以下の通りです。
ダテーラはブルボン種でパルプドナチュラルとナチュラルのブレンド
コヘーゴ・セコはカツアイ種でナチュラル
カリフォルニアはオバタン種でパルプドナチュラル
コーヒーは、だんだん難しくなってきましたね。
専門的過ぎて珈琲のプロでも難しいくらいです。

こんなの面倒という場合はブレンドコーヒーをお楽しみください。
ブレンドはその店や会社の顔のようなものです。
今、堀口珈琲のブレンドは、豆の品質レベルが高いので、完成度が高いと思います。
ブレンド用に安い豆など一切使っていません。
したがって、酸とコクのバランスがよく、複雑で奥深い香味となっています。
この香味を1年中安定的にお届けするのは至難の業ですが、そのことにこだわるのも堀口珈琲の特徴です。

ブレンディングセミナーでは、このぶれさせないための堀口スタイルのノウハウを公開します。