パパ日記

コスタリカはすごい

2月のテースティング会(パカマラとコスタリカ)は終了しました。

 

 

パカマラ種は現在世界中のスペシャルティコーヒー会社が欲しがる豆です。
2000年の中盤頃、グァテマラのエル・インヘルトのパカマラがオークションで優勝してから世界に認知されましたが、私は2000年からこの豆の香味に関心を持ち探続けてきました。

 

 

香味は、大まかには華やかなタイプ、シルキーなタイプに区分されます。
その香味の違いは、テロワールなのか肥料なのかまでは不明です。
今回のテースティングでは、華やかな香味のもの2種とクリーンなもの3種があり、パカマラの香味を把握するうえで非常にわかりやすかったと思います。

 

 

コスタリカは、すべて堀口珈琲の購入した豆で行いましたがいい豆でした。
中米における優れた香味の基準となるのではないかと思います。
全体に共通する特徴は 1. 完熟したミカンの酸 2. クリーン 3. ハニーという言葉に集約されました。ここまで優れたコスタリカは久々でした。

 

 

コスタリカの香味がこの時期に入ってもよいので、サンプルをパードリップでも抽出しました。(一般的に流通している生豆の多くは入港から6か月以上経過しているので、鮮度状態が落ちてきているが、これらの豆はまだまだ力強い。)
サンプルは、ミディアムローストのやや深めでハイローストまで行かないロースト。
米国や北欧のスペシャルティコーヒー会社は、これよりかなり浅いローストのものが多くありますが、ここまでいい豆だとこれより浅くすることの意味が私には理解できません。
全てジュースのな甘い酸があり久々にいいミディアムローストのコーヒーを堪能しました。

コスタリカ クレストネス エル・アルト 
甘いみかんジュースを飲んでいるよう、果実感が素晴らしい
コスタリカ エル・セドラール
甘いみかん+よりしっかりしたレモンのような酸が少々 蜂蜜のような甘み
コスタリカ ラ・ピラ
しっかりしたみかんの酸と明確なボディ感 深みのある香味

 

 

今朝のコーヒー
papaブレンド2014-2試作品
微妙なブレンドの味の差をためしていますので正確に計量し、湯温度、初めにそそぐ湯の量も均一とし、抽出時間、抽出量も計測して味を見ています。

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セミナーハウスで使用しているカップ。
日本のビンテージで年代不明。
メーカーSYUNZANも不明だが、気品がありいいカップ。
今の日本ではこのようなものを作る会社はないように思います。