パパ日記

おいしさ-1

今日は休みですが….。

 

「本当においしいですか?」
「珈琲は豆の状態でも「酸化・劣化」が始まっています。」
とレギュラーコーヒーマーケットに挑戦的なネスレの「ドルチェグスト」のチラシがよく入ります。
「マシン特別価格9800.円 カプセル定期お届けだとマシン価格を2000円OFF ショッピングポイント1000円分」「コーヒーメーカーの下取りでショッピングポイント3000円分プレゼント」など。

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インスタントコーヒーは「ネスカフェバリスタ」、レギュラーコーヒーは「ドルチェグスト」そしてエスプレッソは「ネスプレッソ」というマシンを通しシェア拡大を図っています。
ここ数年コーヒーの競合が激しくなり、2013年は生豆輸入も増加し、レギュラーコーヒー市場も多様化し、コンビニコーヒーなどで需要も喚起されました。
しかし、それだけ競争も激しく、インスタントの巨人もレギュラーコーヒーの市場の家庭用及びオフィスや小さなレストランなどの多様な業態の店のマーケットに参入してきています。
多くはカプセルを使用するなどの機械を購入してもらう仕組みですので、コーヒーメーカーが一番の競合になるでしょうからコーヒーメーカーや家庭用エスプレッソマシンの下取りまでしています。
同時に定期購入で固定客を確保する戦略をとっています。

 

 

3月に入ってからは2回新聞折り込みが入っていました。
今後、日本のロースターは巨大帝国ネスレとも戦うことになるのでしょう。
我々の扱うハイエンドのスペシャルティコーヒーとは異なる世界ですが、家庭でのコーヒーの選択肢や抽出方法は多様化していくと推測されます。
ですから、堀口珈琲は家庭で最良のコーヒーを飲んでいただくためにも、ペーパードリップの良さはあらゆる機会を通じ、消費者の皆様にお伝えしていきたいと思います。
我々もまっとうな仕事をしていかねばならないと身を引き締める思いです。

 

ここ数か月の百貨店での販売の目的も、2010年代のコーヒーマーケットの激変の中で消費動向をよりリアルに見ていくことでした。多様にコーヒーを楽しむ様々なコーヒー消費者と接していく中で、今後 どのようにコーヒーマーケット変化していくのかも垣間見ることができます。
そして一つの目的は、ペーパードリップのデモンストレーションを通じ「本物のおいしさ」をお伝えすることです。
おいしさとは「品質の良さ+産地の香味の特性+優れたローストと新鮮さ+よりよい抽出」が生み出すもので す。

続く

 

 

今朝のコーヒー
papaブレンド 伊勢丹の粉
ロースト後2か月。粉の状態で家庭用の冷凍庫に保管しておいたもの。
粉の膨らみはやや落ちた状態だが、しっかりしたコクとその中に明るい酸があり香味はいい状態が維持されていました。いい味ですね。
豆で保管した方がより保存性は高まるでしょう。

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ノリタケのビンテージ。年代不明。
斬新なデザインです。そもそもこの色が特殊です。
この手のものはどのくらい日本に残っているのか全く不明です。
おそらく入手は難しいでしょう。