パパ日記

スペシャルティコーヒー

2000年以降のスペシャルティコーヒーのムーブメントについて

2000年初期をリードしたのは
グァテマラ・アンティグアのコーヒーでした。アナカフェ(グァテマラコーヒー院)は7つの生産エリア(現在は8区分)のセールスプロモーションを展開しましたが、最も華やかな酸としっかりしたコクが生まれる産地はアンティグアでした。
この時期スターバックスはアンティグアの農園の多くを押さえ購入していました。その意味でこの当時のスタバは中米で大きな影響力を持っていました。現在堀口珈琲研究所がほぼ全量購入しているサンタカタリーナ農園はその当時、米国のスターバックスとピーツコーヒーが購入していました。

2000年中盤に入るとエチオピアのイルガチェフェも大きな影響を与えました。エチオピアでとしては価格が高いため日本入荷は例外的な豆ですが、米国ではその華やかなキャラクターゆえ人気を不動のものとしました。堀口は15年以上前からこのコーヒーに着目し、毎年優れた豆を購入してきました。


2000年終盤
はケニアがその存在を主張し始めます。圧倒的なケニアフレーバーを伴うキャラクターは価格が高いにもかかわらずじわじわと世界の最前線で存在を誇示しました。
日本ではキリマンジャロ(タンザニア)が主流でケニアの入荷はほとんどない状態でしたが、堀口珈琲研究では2001年からこの産地の開拓にチャレンジし現在はケニアのスペシャリストといえるかもしれません。今年は農園、農協あわせて11ロットも購入しています。
続く