パパ日記

1年間ありがとうございました ブレンドについて

堀口珈琲は、生豆を焙煎し、ロースター(焙煎会社)として小売り以外にも コーヒー豆の卸売もしています。

全国のカフェ、喫茶店、レストランなど様々な業種で営業されている皆様、堀口珈琲をご愛顧いただきありがとうございます。
また、新規開業される方々にも当社にお声をかけていただき感謝しいております。「お客様に使用してよかったと喜ばれ」感謝の言葉をいただくことを励みにしています。

 そのため、「1年を通し安定した高品質の香味を維持する」をモットーにブレンドコーヒーを作っています。これは極めて難しい作業となります。なぜならば、堀口珈琲の使用する生豆は個性があり他では代用できないものが多いからです。また生豆の鮮度は経時変化しますし、欠品も生じます。
最高峰レベルのコーヒーを使用するブレンドは、多くの経験やセンスを伴いますので厄介です。

堀口珈琲のブレンドは、グァテマラのサンタカタリーナ農園のブルボン種をベースにその時々の状態の良い豆を使用し、同じ香味を維持しています。

堀口珈琲のブレンドの香味は「味で決まっています」のでロースト担当がその香味を理解するには熟練を要します。

単に産地ごとの配合率などでブレンドしても、安定した香味は維持できません。
シャンパンのメゾンやボルドーの1級のシャトーと同じような作り方とでもいえばいいのでしょうか?

 

さらなるブレンドに向かって
2000年代から単一農園の豆を多く扱えるようになりました。
一般的にスペシャルティコーヒーは、SCAAの基準で80点以上となりますが、産地の個性がきちんと内包しているのは85点以上のコーヒーとなります。

価格も高いため日本入荷は極端に少なくなりますが堀口珈琲はこのグレードコーヒーを探し求め購入しています。
個性があるため数種の中にその1種を配合するのは簡単ですが、個性と個性をぶつけて新しい香味を作るのは簡単ではありません。


堀口珈琲では次から次へと新しいブレンドが出てきますよね。
堀口さんは「何であんなにも多くブレンドを作るの?」と不思議に思われるかもしれませんが、結構難しいことに挑戦しているんですよ。

今堀口珈琲ではSCAA85点以上のコーヒーのブレンドにチャレンジしています。個性的なストレートはそれのみで十分魅力的ですが、さらに魅力的な香味を求めている訳です。


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