パパ日記

重要生産地

2000年以降の世界のスペシャルティコーヒーをリードしてきたのは
初期は グァテマラのアンティグア地域の農園のコーヒー
中期は エチオピアのイルガチェフェ村のコーヒー

後期は ケニアのニエリ地域などのコーヒ―などです。
それ以外にもスマトラリントン地域のコーヒーやパナマのゲイシャなどがあります。
過去10年の歴史の中でスペシャルティコーヒーは優良生産地を特定してきましたが、上記はそのテロワールの観点から突出、かつ安定した品質香味を生み出す産地といえるでしょう。
このことを理解できないでスペシャルティコーヒーを論じることはできません。
これらは今後も優れた産地として認識、継承されていくでしょう。
そして、新たに2010年代のコーヒーをリードしていく産地が加わっていきます。
2000年代に比べ産地は細分化されるでしょう。
パナマのコトワ農園などがその存在感をみせていくでしょう。
イエメンのトレサビリティが明確かつ鮮度の良いバニマタリなども脚光を浴びるでしょう。
コロンビアの中南部産のコーヒーも地区や農園別に新たに開発されていくでしょう。
マラゴジペやパカマラの本質的な香味も理解されて行くでしょう。
今後もコーヒーの多様な広がりが、コーヒーの楽しみを深化させていくでしょう。