パパ日記

カカオ豆-4

さて、チョコレートつくりにはいくつもの機械が必要となります。
焙煎機、荒削り機、皮とり機、粉砕機(グラインダー)、煉り機(メランジャー)などで、いずれも専用のものは日本ではほぼ販売されていません。

 

 

 

焙煎機の構造はコーヒー豆の焙煎機と大きな違いはないと思いますが専用のものは日本で販売されていません。コーヒーの焙煎機を代用できますが、但し併用はできないでしょう。
ごく少量の焙煎であれば、オーブンで焙煎する人もいます。
しかし、コーヒーを手編みで焙煎するような趣味程度の世界となるでしょう。
焙煎温度は110度、130度とかコーヒーに比べれば低温で、その分時間は30分以上とコーヒーよりかなり長くなります。

 

 

 

先日のサロン・ド・ショコラでヨロイズカさんが焙煎5分、10分、15分と焙煎時間の異なるタブレットを販売していましたが、時間が短いので高温の設定かもしれません?
温度プロファイルを変えてしまえば、香味の比較は困難となりますので同じ温度での焙煎と推測しますがデータがありませんのでよくわかりません。
焙煎が浅い方がカカオの果実感などの味は出やすいでしょうが、味わいは減るかもしれません。
大手の明治が「香るカカオとこく苦カカオ」の2種のチョコレートを販売していますが、これは焙煎が異なる商品で、明治は頑張っているところを見せています。

 

 

 

いずれにせよ低温で、焙煎時間が短ければ菌のリスクも負いますし、日本における小規模(個人レベル)自家焙煎はまだ試行錯誤の入り口の入り口くらいでしょうか。
続く